こんにちは‼キドックスシェルター部ですニコニコ

つい先日、キドックスの保護犬「むぎ」がトライアルに行くことが決定いたしました!!

 

むぎの記事はこちらからご覧いただけます(^^)/

 

トライアルとは、正式に譲渡させていただく前に実際に保護犬を自宅に迎えて、一定期間お試しで一緒に暮らすことです。

このお試し期間で、むぎも迎えてくださる里親様もストレスなく、心地よく生活が出来た時に正式に譲渡させていただくことが決定します。

 

そして本日は、晴れてトライアルに行くことが決まったむぎのハンドラーに、今の心境や担当期間に思っていたことなどを聞きましたので、お伝えしたいと思いますあしあと

 

ちなみに「ハンドラー」という言葉はキドックスでは、その日保護犬のトレーニングやお世話を担当する人のことを指します。

こちらの写真は仰向けになりながら撫でられているむぎの写真です照れ

むぎは人に撫でられることが大好きですピンク音符

 

 

それではまず最初にむぎに対しての気持ちの変化についてお聞きしましたキラキラ

 

質問1,むぎが自分の担当犬になった時の気持ちはどうでしたか?

回答1,前の担当者の人がむぎを散歩している時に、むぎが歩かなくなったところを見たことがあったので、大変そうだな、と思っていました(笑)むぎがわがままな状態の時にうまく接してあげられるかな、と不安でした。

 

質問2,担当期間2か月はどうでしたか?

回答2,やはり、散歩中に歩かなくなったり、時には道で横になったりして散歩をすることを拒否をされることはありました(笑)

おそらく匂いを嗅ぎたくて駄々をこねていたり、最初の頃は「オイデ」の指示で自分のもとに来ることが出来たらおやつをあげていたので、もしかするとおやつ欲しさからの行動なのかもしれません。

また、ケアをしようとむぎを犬舎から出そうとした際に犬舎から出てこなかったことがあったのですが、ちょうどその時はご飯の前だったので、ご飯を犬舎の中で早く食べたいからなのか、なかなか出てきてくれませんでした。

まったりゆったり落ち着いた雰囲気を感じる反面、自分の主張を通そうとする1面も感じていました。

 

質問3,むぎの好きな所はどこでしたか?

回答3,気持ちよさそうに撫でられている所です。そして、横になって撫でられるのを待っている時も好きです照れ

こちらがその時の写真です。キドックスでは、むぎが撫でられていなくても横になっている時を「撫でられ待ち」と言っていました(笑)

 

質問4,トライアルが決定した現在の気持ちはどうですか?

回答4,散歩を拒否することが新しい飼い主の方の負担にならないか心配です。

不安に思う所が多いので、上手くいってほしいと思います。

 

 

そしてここからは散歩編、ケア編、トレーニング編に分けてむぎの様子やハンドラーが思っていたことをお伝えします競馬

 

キドックスでは散歩もそうですが、ケアやトレーニングも基本的には同じ保護犬を担当します。

日々のケアもトレーニングも犬が社会で生活していく中でとても重要なことです。

保護犬が新しい飼い主の方と生活することを念頭に置く中で、乗り越えなければならない課題はそれぞれ違います。

少しでも保護犬も里親様も心地よく生活が出来るように取り組んでいます。

 

まずは散歩編です晴れ

こちらは散歩中にむぎが草の匂いを嗅いでいる写真です。

キドックスでは散歩中に犬の匂いを嗅ぎたい欲求を満たすために、いくつか匂いを嗅ぐ場所を設定しています。

 

むぎは上記のハンドラーへの質問の回答にもありました通り、散歩中に歩かなくなる時が時々あり、その状況にハンドラーは困ったと話していました。

また、メインでむぎのお世話を担当していないキドックスの職員がむぎを散歩をした際にも歩かなくなったことがあったようです。

キドックスでは、基本的には保護犬を引っ張り防止や、車や自転車・他動物のと接触防止からハンドラーの横につけて散歩をしているのですが、もしかするとむぎが行きたい方向とは別の方向に行こうとした時に、歩かなくなってしまうのかもしれません。

 

むぎが散歩を拒否することについて色々な推測が出てきましたが(笑)、ハンドラーは「オイデ」と指示を出すと自分の元へ来てくれることは嬉しかったそうです。

しぶしぶ来てくれるような様子だったようですが(笑)指示が伝わっていることが嬉しかったと話していました照れ

 

次はケア編です骨

こちらはブラッシングをされているいるむぎの写真です。

ハンドラーの好きだったケアはブラッシングだったそうです。

むぎがブラッシングが好きで、やってあげたいと思っていたそうです。

 

一方でハンドラーが苦手に感じていたケアは爪切りだったと聞きました。

切ろうとすると時々鳴き声をあげて嫌がったことがあったそうです。

散歩後に足の汚れを落とすために濡らしたぞうきんで拭くことは問題なかったことから、足を触られることに対しては大丈夫なようですが、もしかすると爪切りで爪を切られることが嫌だったのではないのかと話していました。

 

次はトレーニング編ですランニング

こちらは「オイデ」のトレーニングをしているむぎとハンドラーの様子です。

4枚の写真を使ってその様子をお伝えします。

まずは意識がハンドラーに向いていない状態のむぎに対して、「むぎ」と名前を呼びかけます。

 

 

こちらに気付いたら「オイデ」と指示を出し、長く持っていたリードを束ねながら後方に下がります。

後方へ行くにつれて必然的に、ハンドラーとむぎとの距離が縮まります。

ちなみにこの時は、むぎの後ろで保護犬たちのご飯を用意していたため、むぎはそちらにとても意識が向いていました。

なので、ハンドラーは少しでも自分に意識を集中させるためにむぎが呼びかけに反応したら自分との距離を狭めながら意識を向けさせていました。

 

そして、ハンドラーのもとへ来ることが出来たら1度オスワリをさせます。

 

その後、撫でて褒めたり、ご褒美をあげたりします。

 

むぎのご褒美はおやつではなく、ドッグフードを使っています。

キドックスでは、どのようなご家庭で生活しても大丈夫なようにドッグフードでご飯をあげているのですが、むぎはドッグフードへの食いつきがよくありませんでした。

断定は出来ませんが、むぎは人が食事をしているとその食べ物を欲しがることから、もしかすると、以前飼われていた時に人用の食べ物をもらっていたのかもしれません。

推測があたっていたとすると人用の食べ物がドッグフードよりも美味しく感じ、人用の食べ物を食べたいからなのかもしれません。

なので、ドッグフードに慣れてもらうため、トレーニングをしている時などご褒美をあげる際はなるべくおやつを使わず、ドッグフードを使っていました。

 

ハンドラーはトレーニング中ご褒美におやつを使えないので、意欲を引き出すことが難しかったと話していました。

しかし、そのような中でも休憩の時間を他犬より多めにとったりしたりするなどの工夫をしながらトレーニングを行っていたそうです。

休憩中はむぎを撫でたりして過ごしていたとのことです照れ

 

 

ハンドラーからむぎへのメッセージですキラキラ

「里親さんとうまくいくように祈っていますおねがい

 

 

最後になりますが、むぎのハンドラーにキドックスの職場環境についてお聞きしました鉛筆

 

質問1,職場環境の良いと思うところはありますか?

回答1,雰囲気がいいと思います。アットホームな感じがして、温かいです。

 

質問2,しいて言うならマイナスに思うところはありますか?

回答2,施設の汚れが少し気になっています(笑)

 

質問3,同僚に対して感じていることはありますか?

回答3,口下手なので、みなさんと上手くコミュニケーションがとれたらいいな、と思ってます。

 

質問4,職員の方に対して感じていることはありますか?

回答4,自分に良くないところがあっても応援している所がありがたいと思っています。

 

 

むぎのハンドラーは、むぎに対して真摯に向き合っていた姿が印象的でした。

特にトレーニングの時はご褒美のおやつを使うことが出来ないむぎに対して色々な工夫をしていました。

むぎがトライアルに行くことに対して不安に思う面の方が多いようですが、それはむぎのトライアルが上手くいき、幸せになってほしい気持ちが強いからだと思います。

また、犬のことについて様々なことを知っており、保護犬との触れ合いが慣れている方だな、という印象でした。

 

ハンドラーも話していた通り、むぎの散歩拒否は心配ですが(笑)、持ち前の人を癒す甘え上手な性格でこれからも周りにいる人の心を和ませてあげてほしいと思います。

むぎのトライアルが成功することを私も願っています照れ