「失礼ですけど、お名前を頂戴してもよろしいですか?」と
可愛い声のおネエちゃん。
「カラシと申します」と答えたところ、
「はい、かしこまりました、カラシですね」とおっしゃる。
?
びっくりしましたよ、なんと敬称略。
俺はア然として、ちょっとした間が空いたところへ
「カラシでよろしいんですよね?」と念を押された。
俺の名前を頂戴したいおネエチャンに名前を差し上げる
どころかもぎ取られた感じ。
しかも電話の内容はこちら側のクレームに対して
担当者から折り返しの電話をもらうためのもの。
その後、担当者から折り返しの電話があったのだが
「すいません、外出しておりました。
うちの鈴木さんから話はお聞きました。
このたびは本当に申し訳ありません」と。
俺のことを敬称略の呼び捨てにし、
外部の人間に対しての電話でも
敬語で呼ばれる鈴木さん。
鈴木さんというおネエチャンは相当怖い人なのか、
バカだらけの会社なのかいまだに判別できない。
「鈴木ですけど、カラシいますか?」
こんな電話がこないかドキドキして待ってる、今日この頃。