今年はじめに父が他界した


実家は高速で片道約3時間かかるため

なかなか気軽に帰省できないので

我が家にも父を想い出し語りかけられる何かがほしいと思い

父の火葬の際 焼き場の方に遺骨を少し分けてもらうことは出来るか尋ねたら

全然大丈夫ですよ と頭蓋骨と骨盤の一部を分けてくれた

帰宅後 楽天で小さな陶器のお骨入れを購入し

父の写真 愛用してた遺品のクシとともにリビングのチェストの上に飾っている


我が家には仏壇がない

旦那は小さな棚でも買ったらどうかと言ってくれるがオバチャンXはこのままがいいと思っている


朝起きた時 ご飯を食べてる時 寝る前

いつでも父の笑顔はそこにある


優しかった父

親はいつまでも元気でいつまでもいてくれるもんやと思ってた

最後の最後まで何にもしてあげられなかった


余命宣告をされてからおよそ2年の間入退院を繰り返した父だったが

母はとことん父に寄り添い一生懸命やれるだけのことをやってくれた


コロナ禍とゆーこともあって入院中は面会もできなかったが

亡くなる2週間前 緩和病棟に移った時は母も付き添いを許された

その2週間の間 子供や孫のこと自分たちの親のこと旅行した時のこと喧嘩した時のこと

たくさんの想い出を語り合い歌をうたい過ごしたそうだ

亡くなる10日前 オバチャンXと弟に1人ずつ30分という条件で面会もさせてくれた

母にとってこの2週間は穏やかで至福の時間だったと話してくれた

お世話になった病院の配慮には今でも本当に感謝している


父が他界して9ヶ月が経ち

母は自分が急死してもオバチャンXや弟が困らないようにと終活に取り組んでいる

子供に迷惑かけないようにと健康や食べるものに気を使い

ご近所の友達や兄妹と野菜や魚など物々交換がてら楽しく喋り毎日を過ごしてるから心配しなくていいと言ってくれる


本当に母は前向きだ


そして いくつになってもオバチャンXや弟のことを思う親でいてくれる




旦那と

いまだに出てく気配のない息子と娘

家族4人の時間がこの先いつまであるのかわからない


わからないが

最後まで旦那の良き妻で

子供達の良き母でいたいと思う



父ちゃん

これからも母ちゃんとウチらを見守っててな



ほんとに ありがとう