長期保有について転載 | 昼休み30分デイトレーダーの学習帖

長期保有について転載

今のところ長期保有という考え方で投資はしていませんが

考え方の指針としてぽんぽこさんのブログから転載して保存しておきたいと思います


以下転載


長期保有だからといって、含み損が膨らむ銘柄を、この会社はファンダメンタルズがしっかりしているからとか、他の企業とは違う優れた技術を持っているからといった理由で、ホールドを続けることは絶対にしない。含み損がある水準に達したら、もちろんカットしていく。当たり前である。

だから、仕込みの最初の段階は、非常に神経を使うし緊張する。うまいタイミングでエントリー出来て、含み益の増加と共に、徐々に買い増ししていければ理想なのだが、もちろんそんな風にうまくいくことはほとんどない。当然のことながら。

円高でハイテク株が全面的に緩んでいるタイミングで、ハイテク株など国際優良株を中心に買い始めるのは、最初から狙っていた。しかし、当然のことながら大底で買えるはずはないので、買った後さらに下がったりした時の対応は、ルール通り厳格にやらないと思っている。

大体の目途として、長期保有用のポートフォリオの含み損がトータルで200~300万を越えたら、撤退の方向で、徐々にロスカットを図っていかなければならないだろう。

あるいは、トータルの含み損益はあまり変わらないまま、利益を膨らませていく銘柄と含み損になっていく銘柄とにわかれた場合は、前者を買い増し、後者をカットしていくことになるが、出来れば買い増しは緩んだ時に、カットはやや強含みの時に行えれば理想だ。そして、上昇する銘柄と同じセクター、同じ材料を持つ銘柄から、新たに買っていける銘柄を見つけ出したいし、また、下落する銘柄は反発するタイミングをキャッチするためにも、下5日、10日、25日移動平均線との乖離率は監視しておきたい。

ともかく個別の銘柄の動きよりも、ポートフォリオの日々の含み損益の変化に注目する必要がある。一つ二つ大きく吹く銘柄があったとしても、トータルでは含み損が増えているのならば、そのポートフォリオは間違っているのであり、作りかえなければ行けない。逆に、徐々にではあれ、確実に含み益が増えていくポートフォリオならば、そのポートフォリオは正しい。

(最悪のポートフォリオというのは、例えば、20銘柄ほどホールドしているとして、ひとつふたつの銘柄はストップ高など、華々しい動きをするにもかかわらず、トータルでは資産が増えるどころがじりじり減少していくようなそんなポートフォリオだと思う。トレーダーをいい気分にさせてはくれるが、利益を上げることが出来ない。そういうポートフォリオを修正していくのはとても苦しい作業だね。)