真っ暗な世界だ
どんなことをしても晴れてはくれない
小人たちの世界に極夜が続く
太陽が上がってこない
小人たちは働く
だか真っ暗で仕事は進まない
時期に小人たちは働くことをやめた
何をしてもうまくいかない日々
小人たちはとうとう仲間割れをしてしまった
前に進もうとするもの
立ち止まってしまうもの
二つに分かれた小人たち
ケンカが続く日々
前に進もうとする小人たちの会話が聞こえた
「このままだと街が潰れてしまう」
「どうにかしなければ…」
「光をつくらなければ…」
立ち止まってしまう小人たちの会話が聞こえた
「このままのほうが楽だ」
「辛いけど、我慢すればいい」
対照的な二つ
暗闇の深さは増していく
喧嘩する声が聞こえた
「暗闇は嫌だ!このままだと街が滅んでしまう!!」
「いや、こんなことでこの街は滅ばない!」
「そうだ!ずっと耐えてこれたじゃないか!!」
「この街はきれいに見える。だがもうボロボロなんだ!」
「ボロボロでもこうやってまだ生きてるではないか!」
「それは違う!こうしているときも
またさらに闇は深さを増しているじゃないか!!」
「極夜の日々の中でも
太陽が昇りかけた時があったじゃないか!」
「そうだ!その時まで待てばいい!!」
「それじゃあもう遅いんだよ」
喧嘩は続く
ある日、雨が降った
突然のことだった
雨は続いた
決まって降るのは夜だった
そして小人は気づくのだった
もう手遅れだったと。
喧嘩は終わった
街は地盤が緩み建物が崩れかけていた
小人たち全員が前を向くものとなった
小人たちは働く
これ以上街が壊れないように
だがある日嵐が来た
まだ降るのかというくらいの大雨だ
小人たちは大慌て
修復どころではなかった
次の日の空は晴れていた
どうやら持ち主が誰かに全て話したらしい
嵐が終わるとともに極夜の日々も終わった
持ち主も前に進む決心ができたらしい
小人たちは修復作業に追われた
まだ不安定な地盤もあるが
少しづつ修復していった
小人は思う
光がない世界は暗く閉ざされた世界
全てのものが負となる
僕たちだけじゃどうにもならない世界
持ち主だけが選べる権利
願うことだけしかできない日々
僕たちはどうやって持ち主の力になろう
小人はまだ願うことしかできない
でも小人は知った
この街のもろさに
小人だけでは
どうにもならないことがあるということを。