「あ!うふふ…似てるわね…」

 

あたしはタツキのキスを受けながら、ふとそー思わずにはいられなかったわ

 

それというのも、あたしのまだ閉じたままの唇に

 

タツキも同じく閉じたままの唇で何度も軽ーく、

 

ちゅっちゅっと触れるだけだったのね

 

それがどこか、同じく、フェザータッチの達人である、

 

東京セフレ、トーキョー・ラヴァーズ、記念すべき第1号フーマ

 

どこか似てると思わされたからよ

 

小憎らしーことだけど、それが思いがけなく心地良かったりする

 

だけど!!

 

あーん、せっかちなあたしには同時にそれがもどかしかったりもする

 

気が付けば、あたしは両腕をタツキの首根っこにギュッと回していたわ

 

そ、人というのは、気持ち良くてもっと欲しいって思う時には

 

無意識のうちに自ら体をグイグイと押し付けてくるものだし

 

逆にその反対の時には、体を不快なものから遠ざけよーとして

 

無意識のうちに体が逃げてしまうものなの

 

そのうちに、ようやくしてタツキの舌があたしの口の中に差し込まれた時

 

あたしは待ってました!と言わんばかりに、

 

夢中になって彼の舌に自分の舌を絡めつけたり、

 

そーかと思えば緩急つけて、ちろちろと舌先同士で戯れて見たり

 

あるいは離すもんかとぎゅーぎゅーと強めに彼の舌を吸っていたりしたわね

 

「う!」と彼が喉の奥で、甘美な声を洩らすのをちゃーんとこちらも聞いたりしてね

 

どーだ、まいったか?笑

 

さっきまでの主導権取られていたことへの逆襲だ、報復だと少し得意にもなりながら

 

古株セフレにして、2代目・東のセフレ筆頭の、ハルト師範代

 

別名、「舌遣いの魔術師キラキラとあたしから敬愛を込めて呼ばれているわけだけど

 

そーんな彼から、「キデさんはキスが上手だね♡」と褒められたことがあったの

 

それというのも、彼曰く、

 

「大抵の女性はキスにおいても受け身ばかりで、されるがままでじーっとしてる

 

その点、キデさんはキスでも積極的に自ら舌を使って応えてくれるから上手だね♡」

 

あたしはハルト師範代から褒められた嬉しさはさることながら、

 

世の中の女性陣はそーんなにも舌を使ったりしてお返ししてあげないのって

 

その意外な事実に驚いてしまったものだけどね

 

さて、タツキがキスをしたまま、あたしをベッドの上で押し倒そーとしたから

 

あたしはひとまずそーんな彼を押しのけて、

 

ホントは離したくなかった唇を離すと、喘ぎながらこー言ったのよ

 

「…ちょっと、待って…あたし、ワンピース脱ぐわ」

 

すると、同じくキスでぼんやりとしたタツキもくぐもった声で言ったわね

 

「…それじゃ、俺も脱ぐ」

 

あたしが夏場の情事で極力ワンピースを着用するのも

 

まさにこーした着脱の手軽さ、手早さからなのよ!

 

ウエスト部分でくびれてシャーリングされたデザインのワンピースは

 

あたしのムッチリとした豊かな肉の盛り上がりと汗のぬめりとで

 

所々引っ掛かっては思うよーにスムーズに脱げないのがもどかしい

 

素肌に厚手の白いTシャツとダークカラーのジーンズだけだったタツキ

 

そーんなあたしをよそに、既にさっと下着まで脱いで全裸になっていたけどね

 

湯上りに行う、いわゆる本番のセックスでは部屋を薄暗くして行うものの

 

それが敢えて今は明々と灯りをともしたままなのは

 

先ほどまでのキスや愛撫の余韻で頭がぽぉっとしながらも

 

あたしがワンピースの下にわざわざ仕込んだ、

 

エロいランジェリーを見せつけて興奮させたい

 

そーんなしたたかな女としての演出、策略を忘れずにいたからよ

 

そ、男ってば老いも若きも、みーんなエロいランジェリーがお好き

 

それから、キスも一緒にお風呂入ることも大抵みーんな好きね♡

 

これでもかって言わんばかりの、

 

ホーントそのゴージャスさに胸やけしてしまいそーな、

 

たーっぷりとしたレース使いのネイビーのブラに敢えて色違いの

 

白ーい、これまた繊細なレース使いのキャミソールを重ねたのは

 

白のキャミソールからいやらしくネイビーのブラが

 

透けて見える効果をしたたかに計算してゆえのこと

 

うふふ、案の定、タツキ

 

あたしのキャミソール姿に目が釘付けになっていたわ

 

そんでもって、意味もなく彼の前でターンして見せたのは

 

ブラと同じ、レースをふんだんに使っていながらも

 

その面積は小さければ小さいほど美徳である、

 

ソング(Tバック)ショーツの尻を仕上げで

 

彼に見せつけて止めを刺したいから♡

 

そ、男は十中八九、このTバックスタイルがお好き♡

 

そ、みーんなあたしのこの豊かなヒップに我も忘れてじーっと見入るわけよ

 

うふふ、ホーント、分かりやすくて可愛いんだからー!笑

 

だけど!!

 

つくづく思うのは、世間では何かと「中年太り」を目の仇にしがちだけど

 

中年女になってから醸し出す、

 

若い頃にはなかった肉の柔らかさとか豊かさというのは

 

老いも若きもメンズを惹きつける最大の武器になると思ってる

 

もちろん、だからと言って、だらーんとだらしなさ過ぎる贅肉はダメよ

 

躍起にならなくてもいいけど、それなりに締めるところは締めないとね

 

だけど!!

 

たーっぷりとした肉はちょっとのしわなど弾き返してしまうものだし

 

艶もあるから肌触りもいいねってよく褒められもするわ

 

それに実際、実に多くのメンズから

 

「世の中の女性陣はとにかく痩せすぎ!

 

抱いていても骨ばかりが当たって、抱き心地が悪い!」

 

こぼしている声をよーく聞いたりもするしね

 

あたしは女性自身が考える美の基準からすると小太りな女になってしまうけど

 

一方で、男性が考える美の基準からすると

 

標準かまだ痩せている部類に入るらしい、笑

 

女性はあの残酷なコルセットのよーな、現実の女性の体型を完全無視した、

 

SMの女王様のよーな底意地悪ーい、既製服を

 

いかにキレイに着こなすかに視点が置かれているのと

 

ひょーっとしたら、未だに若かりし頃の体型に執着して

 

取り戻したいと思っているのかもね

 

だけど!!

 

たまに涙ぐましい努力で若かりし頃の体重、体型を維持してるって女性と会うけど

 

うーん、正直言って、それが美しいとはどーしても思えない汗

 

だって、たとえ体重が一緒だったとしても、

 

若かりし頃とは筋肉量、水分量…諸々が違うわけだし

 

それ以上に、明らかに辛ーいダイエットしてますっていう、

 

苦労と悲壮感が全体からにじみ出てるせいかな

 

大抵は全体的にしぼんでしわしわに見えて、艶なく乾燥して老けて見えがち汗

 

そもそもこの国の女性は、体重という数字の呪縛に囚われすぎ!

 

だからこそ、あたしは洋服に抱かれる体よりも、

 

メンズに抱かれる体であり続けることを選んだわけだけどね

 

だって、あたし、そのコルセットのよーな洋服を着ている時間よりも

 

メンズの前で裸になっている時間の方がはるかに永ーいんだもの、笑

 

おまけに、より感じやすい左のおっぱいばかりをメンズが攻めるわけだから

 

左のおっぱいばかりが大きくなっていくし、

 

湯舟の中で、あたしの柔らかな腹の肉ばかりを揉んで愛撫したり

 

さもいやらしそーな目であたしの大きな尻を凝視したり撫でたりするものだから

 

あたしの体もそーんなメンズの反応をしーっかりと覚えて形状記憶でもするのか

 

まーったく痩せもしなくなったわね、笑

 

だけど!!

 

ぶくぶくと太るというわけでもない、恐らくこのラインを超えると

 

メンズからもそっぽを向かれてしまうだろーというところで

 

また体は自然と引き返して来るのよ

 

そ、あたしはメンズのために男のエキスを吸って太ってる、男太りした体なの

 

うふふ、それから、これは少ーし勇気のいる、上級者テクかも知れないけど、

 

その幅の狭いTバックショーツから敢えてのナチュラルヘアーではみ毛させたり

 

はみまんさせてやったりすると、歓喜の声を上げてくれるメンズだっていたりするわ

 

そーそ、ちょーっと余談になってしまうけど、

 

巷で今はやりのハイジニーナ(パイパン)だけど、あたしの実感では、

 

もはやパイパンが同世代の女子の間ではデフォルト(基準値)なものだから

 

20代メンズは早くもパイパン女子に食傷気味

 

「小学生としてるみたい汗だとか

 

「清楚な感じの女子のあそこがボーボーだとギャップ萌えする!」とかって言ってる

 

それに引き換え、30代メンズはちょーど世代的に

 

脱毛過度期だったせいもあって憧れがあるのか

 

「パイパンだと萌える!」って、パイパン支持派が結構多い!

 

そんでもって、40代メンズに至っては、

 

ぐーっと女性と縁遠くなってしまうものだから、まぐわえるものなら、

 

もはや毛の有無なーんて些細なことはぜーんぜん気になーんかしていない!!

 

え、あたし?笑

 

うふふ、あたしはこれからもターゲットの20代のメンズをおびき寄せるべく

 

その撒き餌(え)として、今後も少数派のナチュラルヘアーを貫くわよ!笑

 

ええ、あたしはどっからどー切り取っても、少数派の血が流れているんです!笑

 

さてと!!

 

うふふ、話を再び、タツキに戻しましょ

 

彼はしばらくあたしのランジェリー姿をじーっと眺めた後でこー言ったの

 

「フフ…エロいね、そのキャミソールの透け具合が」

 

それから、あたしのあらわになった、二の腕や太ももを撫でたり

 

ソング(Tバック)の細ーい布切れが食い込んだ尻の肉を撫でながら

 

またしても、効果的に褒め殺しを仕掛けてくるのよ

 

「肌もすべすべしてるし、お尻もそんなに垂れてないね

 

フフ、キレイな体してるね…」

 

あーん、もー、褒め殺し、怒涛のラーシュッ!!

あたしをその褒め殺しで

どーか、もー殺(や)っちゃってー!!笑

 

 

to be continued...

 

 

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