タツノスケ師範と出会ったのは、
あたしが出会い系サイトのアダルト掲示板、日記で
「非巨根のメンズを求む!
年齢は中折れ知らずの20‐30代で、
身長は170㎝以上、中肉中背で体重は75㎏まで、
一番大事なのは、勃起時のPの直径が
一番太いところで3‐4㎝未満であること!
トイレットペーパーの芯にすっぽり収まるPを求む!」
って、まさに「理想の男性像」ならぬ
「理想のP」なるものを意気揚々と掲げては
1人勝手に気炎を上げている時だったわ
サイトの大多数のメンズはそんなあたしに恐れをなしたのか
足跡や冷やかしはそれなりに残してくれるものの
それまで微増してたメンズからのお誘いメールも
ぱったりと止んで、あたしのプロフは閑古鳥が鳴いている状態だったの
そんな中、まさにタツノスケ師範は
少しとぼけた感じでメールを送って来たのよ
「はじめまして
性欲がめちゃくちゃ強く 毎日でもしたいタイプです
チンはカチカチで中折れしたことないです
連続3回ぐらいは全然求めちゃうタイプです
女性の感じてる姿が大好きで、
全身舐めたり甘噛みしたり愛撫してあげるのが好きです。
そこそこ上手い方と思います
良ければやり取りしてみたいのですが、よろしくお願い致します♀」
タツノスケ師範のプロフをチェックしてみると
彼は、40代前半とある、はぁ?もーその時点で既にアウトじゃない?
このメンズは、あたしの日記までちゃんと読んでくれてる?
尤も、アプリ版では日記は読めないみたいだけど…
「とにかく、このメンズはないわー!」
って、あたしは早々に判断しながらも、
タツノスケ師範のかなり具体的な
ベッドの中での自分の長所を「これでもか!」ってアピールされて
あたしのスケベ心がかなり刺激されたのも事実ね
そ、あたしは大多数のメンズから寄せられる、
その後の会話をどー広げたらいいのか返事に窮する
「はじめまして、もしよろしければメールのやり取りからお願いします!」
って言う類のメールにうんざりしていたし、
白々しく「趣味は何ですか?」って言うやり取りも大っ嫌いだったからね
だから、あたしはタツノスケ師範にこんな返事を送ったのよ
「初めまして、メールありがとうございます。
私は本来40代の方にはこうして返信を差し上げないのですが、
男性としてのポテンシャルの高さを強烈にアピールされて、
興味を引かれ、ついつい返信してしまいました
中折れしないことも重要ですが、
私にはもっとこだわっている点があります
それは、勃起時のPの太さ、つまりは直径です
勃起時に一番太いところの箇所の直径が
3-4㎝未満の方としかお会いしていません
その辺りのサイズはいかがでしょうか」
すると、直ぐにタツノスケ師範から返事が来たわ
「お返事ありがとうございます
めちゃくちゃ嬉しいです!
測ったことないので今晩にでも測ってみますから
少々お待ちください笑」
さっすが、40代メンズの図太さ!
20‐30代のメンズから「セフレになりたいです!」って
セフレ志願のメールを時々貰うけど、
同じよーにあたしが返事をすると
男としての初々しさがまだまだ残る彼らは
蜘蛛の子を散らしたかのよーに無言で一斉に退散していくのよ
常日頃、「気骨が全く持って足らん!」と
そんな彼らに嘆き憂いていたあたしにとって
不覚にもタツノスケ師範からの返事にかなり心を掴まれたのも事実ね
そしてそんなあたしにたたみかけるかのよーに
タツノスケ師範からまたもやメールが来たの
しかも、夜まで待てなかったらしー彼は、わずか1時間後に送って来たのよ
「ちょうどサシがあったので コスコスってこすって
ムクムクとなったので測りました、笑
4.2cmぐらいですね 長さは13.5から14ぐらいです
ダメでしょうか?笑」
これは後でタツノスケ師範から聞いたことだけど
彼は半ば諦めていたあたしからの返信に舞いあがって
職場のトイレの個室にこもってわざわざ勃起させてサイズを測ったと言うわw
その最中に本当に個室を使いたい人からドアノックをされたにも拘わらずにねw
そんなタツノスケ師範のどーしてもあたしとヤリたいと言う、
並々ならぬ意気込みを実に好ましく思ったものの
だけど!!
長さはともかく、肝心の勃起時の直径が4.2㎝って、
こちらの条件とする4㎝未満を超えちゃっているじゃないの!!
なかなか気骨のある、スケベメンズだとは評価したものの
あたしのより良いセックスライフのために
やはりそこは、どーしても譲れない拘りだと思ったのよ
だから、タツノスケ師範にこんな返事を出したの
「ごめんなさい、折角測ってくださったのに…
そのサイズでは、トイレットペーパーの芯にすっぽりと収まりません
したがって、私の中では「巨根」扱いになります
私は、巨根メンズをNGとしておりますので、
残念ながら今回はご縁がなかったようです
(ちなみに、本日の日記を読んで下されば、
私が巨根メンズを避ける理由もお分かりかと思います)
でも、誘ってくださり、ありがとうございました
タツノスケさんに素敵なご縁がありますよう!」
それからすぐさまタツノスケ師範からも返事が来て
あたし達の縁はこれで切れたかのよーに思われたのよ
「日記みました、 そうですか
俺のめちゃくちゃ硬いんですけど笑
わかりました(`・ω・´)ゞ敬礼っ」
to be continued...