おつかれさん
そうそう、昨夜の話の続きね
「ね、これだよ、あざって」
そう言うと、こーきは相変わらず
露わになった自分のPは放り出したまま
そのまま仁王立ちになって
気にしてるあざを見せてくれたの
依然として自分のPはどうにも気にならないみたいね
そう言って意を決めたかのように
見せてくれたあざとは
え？
もやーっと、言われてみればそこだけ
こげ茶っぽい染みのようなものが
そうね、一般的なバンドエイドの
３分の２ぐらいの大きさで
うすーく広がっているだけだったの！
それにね、もともと地黒のこーきの肌に
すっかり馴染んじゃってて
目を凝らさないと識別できない
レベルのものだったのよ
私はてっきり、腹部にベルトのように
蒙古斑的なものが広範囲に
広がっているのだと思っていたわ
尤も、それでも確かに、万が一、
同じものが女性の顔にあったとしたら
それはそれは死ぬか生きるかの
大騒ぎになったとは思うけど
ほら、女性だったら分かるかと思うけど
いわゆるかなり濃いめの
肝斑（かんぱん）みたいなヤツね
あざの他に、彼は左の足首辺りに
藍色単色の、直径10㎝ぐらいの
薔薇のタトゥーを入れていたのね
モンチッチ先生の本格的な
紋々に触れたおかげで
にわかにこちらも紋々に対する審美眼が出来て
彼の根性をかけた、
完成までに実に３年もかかったという
300万円の代物と比べたら
ショッピングモールで20分ぐらい
15,000円で入れたと言う、こーきのは
値段相応で、つやがなく貧相なものに思えたわ
やっぱり、何でも本物に
触れるというのは
大事ねｗ
今更ながらに、貴重な体験、
どうもありがとう、モンチッチ先生ｗ
浴槽にこーきも浸かると、
背後から私のおっぱいを激しく揉んできたわね
「あー、これ、持って帰りたい！！」
なんて、何度もため息混じりに言ったりなんかして
私の乳首には目もくれず
狂おしくひたすら乳房を揉みしだいたわね
そうそう、それから小振りな私の乳房だけでは
どうにも満足出来ないのか、挙句の果てには、
私の豊か過ぎる、腹部まで激しく揉みしだいて
「あぁ、柔らかい…」
って何度も、うっとりとしたような声で言ったのよ
腹部の贅肉って、英語のスラングで
ラブハンドルって言うらしいけど
まさにこーきにハンドルを握るかのように掴まれて
あ、これが本当の、愛のハンドルね
って納得してしまったわｗ
そうね、骨格に薄く粘土を伸ばして貼りつけただけのような
そんな細くて薄い肉体のこーきは
柔らかい脂肪、贅肉っていうものに
人一倍、郷愁があるのかも知れないわね
ほら、人って言うのは、
ないものねだりの生き物でしょ
ちょうど、私が若いこーきに惹きつけられたようにね
「ねぇ、こっちを向いて座って」
私がこーきの甘美な命令に従うと
既に興奮とお湯とで上気したこーきの顔があったわ
さっきまで飲んでいたビールのせいもあるのか
目が少しトロンとしていて、
彼の高い鼻の辺りがうっすらとピンク色に染まって
あぁ、あの美しさと言ったら、
私、きっと一生忘れないでいるわって思ったぐらいよ
そして汗ばんだ彼の髪からは
そうね、私が子供の頃に愛用していた
シャンプーの香りがしたわ
懐かしい香りね
私たちは見つめ合うと、そのままキスをしたの
あら、もうこんな時間
早く寝ないと、お肌に響いてしまうわ
この続きは、また明日ね
あ、それはそうと、
トオルはいつ私と逢瀬出来るの？
え、そーいえば、キデの好きな映画って
「ヴェニスに死す」「ロリータ」だし
愛読書は島崎藤村の「痴人の愛」
だったりするよな、ですって？
え、そーだけど、それが何か？
この３つの作品の共通点は、
オヤジが親子ほど年の離れた、
いたいけな少女、もしくは少年に
溺れて身を持ち崩す話
ばっかりじゃないか、ですって？
え、やっぱり、親子プレイ
が好きなんだろ、ですって？
んまー、失礼ね！
私はロリコンじゃないのよ、
ただただ年下のメンズ
が好きなだけなの！
…でもね、若けりゃ何でもいい
というのでもないのよ、ホントに
…20代は若すぎたわね、まだまだガキって感じ
やっぱり、私には、若さに洗練さが出てくる
お馴染みの30代のメンズの方がいいと思ったわ
え、その洗練ってヤツは一体なんだよ？ですって？
…うふふ、それはね、相手の女性の反応にも
ちゃんと気を配れるようになるってことよ
ふーんって、まるで興味なさそうね
え、所詮は若造の話だから、
オレには関係ないね、ですって
あはは、ま、そーいわずに、それじゃ、
何か大人の男としての
魅力と貫禄を感じさせる
そんな素敵な返事をちょーだい
待ってるわ、またね
