県癌のセカンドオピニオンの翌週、主治医❸の診察があり、俺は今後どうしたいのかを話し合った。
外科手術によるアプローチは断念する事を改めて伝えると共に、緊急時の地理的な圧倒的利便性を踏まえて、今後の受診先もここでお願いしたい旨伝えた。
そして…標準治療にはやはり”サードラインが設定されていない“事は理解したが、このまま”無治療“でいる事も回避したい事も改めて伝えた。
主治医❸としては、体調が上向いている今、改めて分子標的薬を服用する事はお勧めではないとの考えで、それを率直に伝えてくれた。
きっと、医療従事者の判断としてはそれが正解なのだろう。
だが、やはり俺自身の心の中に”緩和ケアに専念“を受け入れようとしない、硬いコアの様な思いがあって…
主治医❸の挙げた選択肢は次の3つ。
①インライタ: カボメティクスと同系統ながら若干、副作用はマイルド、との評価。
②オプジーボ: ここまで戻ってみるのも一案、免疫チェックポイント阻害薬は長期間にわたって効果が持続するのも一つの特徴ではある。
③アフィニトール: カボメティクス、インライタとは作用形態?が微妙に異なる…らしい。
決めろと言われても…決めるんだよね、俺が。
で、インライタを指定、処方箋を受け取った。
マニュアルによれば最初のスタートは朝夕5mgからスタートなのだが処方はその半分以下の朝夕2mg。
主治医❸はやはり消化器の瘻孔や穿孔の一因としてカボメティクスを疑っており、より安全サイドからスタートして、モニタリングしながら増減を調整する意向との事。
さて「サードライン」ではないが、新たなスタート。
今の俺には新しい変化が必要なのだ!