退院は4日後に決まった。


病院所属のケアマネ調整看護師と妻と相談して、退院後の段取りを始めた。


治療未完とは言え、ここでできる治療はもはや「疼痛コントロールと栄養点滴、時々輸血」だけなので”高度急性期病院“としては緩和ケアの整った地域病院か在宅医療に移ってね!が本音であろう。


セカンドオピニオンは某がんセンターの某先生を具体的に希望していたが、そのデータ提供や予約に至るまで主治医❸が快く受けてくださった。


金曜日には妻に区役所へ介護認定申請に行ってもらうとともに地域ケアセンターへの連絡内容等のレクチャーを受けた。

私は現役サラリーマンなのだが「40〜65歳までの被保険者」として介護保険が適用になるとの事、とは言っても健保同様の3割負担ではあるが。

ベッドや点滴ポンプ、スタンドや車椅子などの介護用品レンタルもそこで指名されたケアマネさんのサポートを受ける。

更に訪問医療委託病院と緊急時(及び終末期…)緩和ケア病院の紹介、いずれもここの病院と連携しているところで、退院前の受診申し込みや事前カンファレンス、初回受診までチャッちゃと予定を埋めていく。

退院の日は緩和ケア病院の初回受診をここで済ませ、帰宅時には在宅医療委託病院の医師&看護師と自宅合流となる。

介護用品はその前日までに自宅搬入との日程だ。


ここのケアマネ調整看護師、素晴らしい👍

仕事でもここまで効率よく段取を進めるビジネスマンには中々出会わない。


なんだが治療未完で、在宅でも点滴から離脱できない(消化器使用不可なので…)、なんと言っても介護保険のお世話になる不自由な生活が待っている現実!をいつのまにか受け入れてしまっている…気がする。

多分、この進展のない入院生活よりは、家族とこれまでとは違った新生活に入る事に、少し気持ちが前向きになれているのだろう。

いずれは、もう少し自由に動けて、物も食えるようになるかもしれないし…

セカンドオピニオンで新たな希望が開けるかもしれないし…


会社も「あくまでも復職前提の休業」として「如何様にも協力するぞ!」と上司が関係部署からそれぞれ「了解取ったぞ!」と連絡をくれた。

心強いおねがい


こうなると退院が待ち遠しい。

待ち遠しすぎて、下着の差し入れの時に例のものを持ってきてもらった。

イタリア🇮🇹の巨匠、ジウジアーロデザインのとびっきりオシャレ😎なBeretta PX4(注:エアガンです!)


退院までこれを抱いて寝よう(注:エアガンですって!)


結局のところ家族や同僚、親友達からの愛情、人情、友情と、絶え間ない物欲が、俺の生への執着を産み出す生きてる証なのだ❤️‍🔥