ヨーロッパ旅行記の28回目。



カーニバルで盛り上がるヴェネチアを

たくさん歩き回りました。




観光したのは

サンマルコ寺院とゴンドラくらいで

あとはひたすら街歩きでした。



でも

とってもとっても思い出に残る時間でした。




貧乏旅行ばんざい!(笑)





そろそろ

ヴェネチアともお別れ。



ヴェネチアから

寝台列車でミュンヘンを目指します。



さらばヴェネチア。

さらばイタリア。








ここは

リアルト橋の横にある

ヴァポレット(水上バス)乗り場。



ホテルで出会った

日本人大学生とおしゃべりしていたら

夜になってしまいました。










ヴァポレットでサンタルチア駅を目指します。



ヴァポレットって

実は色んな行き先があるんですね。




どれに乗っても

サンタルチア駅に行くだろうと

勝手に思っていましたが

それは甘かったようでした。





そしてもっと甘かったのが

ヴァポレットの運賃の支払い。



ヴァポレットに乗るときは

乗る前にチケットを買って

チケット読み取り機に読み取らせてから乗るのですが

船内ではチケットの確認をしないので

タダ乗りしようと思えばできちゃう。




ザ・貧乏旅行真っ只中の私は

「タダ乗りしてもいいんじゃない!?」

とか言ってたのですが

しっかりものの友人は

「あんたはやってもいいけど私はやらないよ」

とのこと。



シブシブ私も運賃を払ったのでした。




そしたら

乗ったヴァポレットでいきなり

抜き打ちでチケット確認が始まったのです!



そして

チケットを持っていなかった目の前の

外国人旅行者が罰金を要求されていました・・・



外国人旅行者はなんとか言い逃れをしようと必死でしたが

係員は逃しません。




たしか「52ユーロ(約8000円)」の

罰金を求めていたと思います。



あぶなかったー!!


52ユーロももっていかれたら

絶対に旅は続けられませんでした。





人間、真面目が一番。



しっかり学びました。








そんな生々しい現場を見ていたら

あっという間に

サンタルチア駅に到着。



ゆるみかけていた旅への姿勢の

姿勢が正せれる思いでした。



はたしてこれから乗る

寝台列車は大丈夫だろうか・・・




ドキドキしながら

駅のベンチで

列車の入線を待ちました。








これが

ヨーロッパの寝台列車!



ん?

あんまり寝台列車って感じはしないな~。










お!


さっきはイタリア国鉄の車両だったのに

途中からドイツ国鉄の車両に変わりました!









乗ったのはドイツ国鉄の車両で

2等車の6人部屋でした。


クシェットってやつですね。










一番乗りで

部屋に入りました。


まだ誰も来ていません。



私たちは

下段と中段でした。




しかし

日本の寝台列車は何回か乗ったことがありますが

6人部屋は思っていた以上に狭い!




早めに自分たちのスペースを確保して

寝る体勢に入りました。









廊下。


とても綺麗でした。



同じ部屋になったのは

部屋に入ってきた順番に

韓国人男性1人・ドイツ人男性1人・日本人女性2人でした。




最後に来た日本人女性2人は

あまり寝台列車に乗りたくなかったそうなのですが

旅行会社に勧められてシブシブ乗っちゃったそうでした。



あまり英語もできなかったそうで

大きなスーツケースをどこに置けばいいかわからず

廊下でずっと困っていました。




自分も乗ってわかりましたが

クシェットは大きなスーツケースで乗るもんじゃないですね。


一緒に無理やりスペースを作って

ベッドの下になんとか入りましたが

私たちがいなかったらどうしていたんだろう。










最後に乗ってきた

ドイツ人男性は

大変かぐわしいお匂いをお持ちでして

女性陣は鼻をおさえてしまっていました。



さすが国境を越える寝台列車。

色んな人がいるもんです。










7時間くらいで

ドイツのミュンヘンに到着。



男からすれば

部屋に鍵もかかるし

ベッドも快適だったし

車掌さんは気さくな方で

何の問題もなくゆっくり休めましたが

女性には少し大変な時間だったかもしれません。



でも友人を含め女性陣は

「いい経験だった!」と笑顔でした。









左側に小さくスタバが見えました。


ヨーロッパで

初めてスタバを見たのが

このミュンヘンでした。



もっとたくさんあるイメージだったのにな。






さてドイツ!


ミュンヘン駅で朝食にパンを買ったのですが


「モルゲン!」

「ダンケ!」


とお店の人に言われて少し戸惑っちゃいました。



ついつい


「ボンジュール!」

「グラッチェ!」


とか言いそうになりました(笑)






そして

ミュンヘンといえばサッカー!


・・・ですが

ミュンヘンでは何もせず

すぐにフュッセンへ向かいました。






目的は当然、

シンデレラ城のモデルになった

ノイシュヴァンシュタイン城でございます。




友人女性の強い願いもあって

シンデレラ城に向かったわけですが

男の私としては

アルプスの山々の方が見たかったりなんかして

互いに違うものを楽しみに

ミュンヘンにやってきたのでした。




次回、

ミュンヘンからフュッセンまでの

車窓をお送りします(^-^)/