喜多方市で開催中の福島県総合スポーツ大会兼ねて福島県スポーツ少年団体育大会の新体操競技が行われている押切川公園体育館で、あの旧日中線の鉄道敷跡に約3kmに渡って枝垂れ桜を植樹して整備された「自転車歩行車道」が、なんと、この押切川公園のすぐ横を並走するような位置関係で存在することを、地元の方から教えていただきました。
この体育館を含めて喜多方市には何度となく足を運んでいましたが、その位置関係を全く把握しておらず、私にとってはまさに青天の霹靂といった新情報でした。
そこで、矢も楯もたまらず大会の試技の合間を縫って、そこへ足を運んでみることにしたところです。
よく見るさくらの花が咲き乱れる花のトンネルとは行きませんでしたが、まだ盛夏には至らない今の、新緑の風情を残す柔らかな葉の色で茂る並木の中に一歩足を踏み入れると、時折吹き渡る風に乗りさくらの葉の放つ麗しい香りにからだ全体が包まれて、たゆたう水の流れに身を委ねているようなゆったりとした穏やかな心持ちになりました。
まさに忙中閑あり。