自衛隊郡山駐屯地の創立記念式典、開催です。 | 木田たかしオフィシャルブログ Powered by Ameba

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ここ郡山で咲き誇った桜の花も僅かにその名残を枝先に留めるのみとなった季節の移ろいのなか、私が駐屯地オピニオンリーダーを仰せつかっている自衛隊郡山駐屯地の創立64周年となる記念式典と基地の開放イベントが、駐屯地の営庭に設えられた式典会場を中心に開催されました。

 

 

 

整列した郡山駐屯地所属部隊を前に着任間もない牧野雄三司令の式辞で、関係する方々へのさらなる理解の深化と協力、様々な災害での対応も含む緊迫する国際情勢にも即応しうる体制の構築のための練度の充実を求めつつ、隊員家族の皆さんへの日頃の支援に対する感謝のことばを述べられたところです。

ご来賓のお祝いのことばに続いて観閲行進が行われ、先日の入隊式に私も陪席させていただいた自衛官候補生課程にある63名の皆さんも、清々と隊列を組み各部隊の先陣を切って堂々の行進をしました。

 

 

近くの席にいたご来賓の中にはこの行進を見ながら、昨今の北朝鮮情勢に思いが至ったからか、「訓練も幾分真剣みが増したのではないか」ということをおっしゃる方がいましたが、自衛隊員はその一人ひとりが常に有事即応を念頭に日々、毎時の訓練を重ねており、その方の言うように、改めて意を決してことに望むのではなく、正に日常の訓練の延長にこそ本来任務とするべきものがあるという心構えで過ごしていることをご理解いただきたいと思います。

 

観閲行進のあとは模擬訓練の展示が行われ、大変強い西風が吹いていたにも関わらず習志野空挺隊隊員によるパラシュート降下で口火が切られ、本県出身の幹部隊員の方を先頭に3名の隊員が、上空1,200メートルからの見事なピンポイントの着地を見せてくれたところです。

 

 

そして偵察から155m榴弾砲などの火砲による攻撃、敵陣の奪還へと、一連の訓練展示が行われました。

 

 

 

広い駐屯地内の道路には様々な露店が並び、近隣の方々だけでなく県内各地から来場された皆さんが、春のお祭りムードに浸ってそぞろ歩きをして楽しんでいました。

 

 

小さなこどもと一緒の家族連れの皆さんも普段なかなか接することのない自衛隊の雰囲気に触れ、ちびっこの勇姿を記念のショットに収めるなど春のひとときを過ごしていました。

 

 

こういったところから自衛隊の有り様についての偏見のない理解が進み、自衛隊の存在意義を深く認識してこそ生まれる尊敬と感謝の気持ちが醸成されていくことを願いながら、わたしもその人波の中のひとときを楽しませていただきました。

 

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