いわき市議会50年史座談会です。 | 木田たかしオフィシャルブログ Powered by Ameba

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いわき市が誕生して50年の今年は、いわき市議会にとっても50年の節目の年です。

 

いわき市議会50年史の編纂にあたり、5年前の東日本大震災のあとの議会の動きを振り返るという座談会が企画され、発災から3ヶ月後の議会定例会で設置された東日本大震災復興特別委員会の初代特別委員長としてお声掛けがあり、当時からの議会議長、各分科会長を歴任された皆さんとともに座談会に出席しました。

 

発災当日から振り返った2時間ほどの間、あの時のことを思い出しながらの出席された皆さんからの話に、当時の言い知れない恐怖感や焦燥感が鮮やかに蘇り、日々、無力感と戦いながら様々な調整をしていたことを私自身も思い出したところです。

 

「現在とこれからのいわきについてひとことを」との問いかけに、「復興も道半ばとは言われいる今日、未だ被災者として生活の再建、再生も叶わない市民の方もいる状況では、復旧自体が未だ道半ばであり、そういったことをしっかりと外に向けて伝えて行くべきであるし、行かなければならないと感じており、自らも様々な機会を捉えて声に出し、少しでも復興の助けとなるよう働きたい」と申し上げ、併せて、「このような大規模災害の初動から復興期に至るまでの様々な行政・民間、そして議会の動きなどがきちんとアーカイブされ、そこに容易にアクセスできる仕組みを国が主導して作っていくことで、災害時・非常時のマニュアルの一部として機能し、結果、私たちの経験した苦労や努力の蓄積が、正に後世に活かされるのではないか」と申し上げました。

 

 

私たちのいわき市は、もっとすばらしい暮らしやすいまちになる要素を秘めているまちであり、それを引き出し磨き上げて、市民の皆さんがここに暮らすことに誇りをもって日々を送れるようになった時にこそ、復興が成ったと言えるのだろうと思っています。

 

そのために、私自身このふるさととしてのいわき市に対する愛しさを強く胸に留め、さらに精進を重ねながら、その行く末に責任をもって関わって行く決意を新たにするひとときとなりました。