いわき市立勿来関文学歴史館に併設されている吹風殿で、菊花展が開催されています。
車を止めてドアを開けた瞬間から、ほのかな菊の香りが鼻腔へと秋の深まりを告げてくれます。
往時の居住いを彷彿とさせる吹風殿の屋根のゆるやかな曲線が、澄み渡る空の碧にきりりとしたアクセントのラインを引くそのたもとで、地元の愛好家の方々が丹精込めて育てた菊の花々が、この日を盛りと見事な大輪を惜しげもなく魅せてくれています。
聞けば、この展示は明日までとの事。
視覚ばかりでなく菊華の芳香や秋の風の清けき音とともに、日本の雅を感じてみては如何でしょうか。