アメリカ帰りのA級ライダーに話してもらった
『速くなりたかったら一日中練習したりはしないで、午前中に練習をして
午後は自転車などを乗るなどをしろ
激しいトレーニングもあまり必要は無い、楽しく乗る事を第一に考えて過ごすといい』
あの頃は何も知らなかったから
『あ~そうなんだ!』って信じてしまっていた
でも
今思うとその先輩ライダーは教え方が悪かったんだと思う
すでに技術が高くてスピードもある選手ならそのやり方でいいのかもしれない
だけど
まだ技術もスピードも経験も少ないライダーにそのやり方をやらせるのは時期尚早である
激しいトレーニングで身に付ける身体は何もレースで必要だからでは無いからだ
レースと言うのは
いかに力を使わなく、いかに効率的に身体とマシンを操り
スタミナをゴールまで持続させるかが必要とされる
しかし
それを実現するには高い技術と高い身体能力が必要となる
その高い技術と身体能力を身に付けるのがライバルより多い練習量とトレーニングだ
それに耐えうる身体を作るのが激しいトレーニングの目的であり
その積み重ねが心の強さとなり
レースで怯まないメンタルを与えてくれる
どんなに高い技術を持っていても
メンタルが弱ければレースで結果を残す事は難しい
その事を若くから考えていたから
30分+2周×4本に耐えられる身体を作ろうと努力していた
後半の2本が腕上がりやスタミナ切れを起こしていたら4本やっている意味が無い
4本全部全力で走り切れるからこそ本番の2本が楽に思える
レースの為の練習をする
練習の為のトレーニングをする
トレーニングの為の食事をする
時に友達の誘惑に意識を持っていかれそうになる事もある
その誘惑に負けるときは同時にレースで負ける時でもある
普段から
ライバルより勝っていてこそ本番でも勝てるというものです
辛くなったら
レースで苦しい場面を思い出すようにしていました
この時の為のやってるんだと
技術やスピード、全てが身に付いたら
楽しく午前中練習をして午後は自転車などを乗って
より強い身体ではなく
より使いやすい身体を作るトレーニングメニューにすればいい
こうして
練習もトレーニングも時期によって変えて行く事が効率的と言うものだと僕は考えています
初心者からチャンピオンまで同じ練習などは無いのです
おしまい