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禁煙と火の呼吸と私

2012年9月7日よりスタートした禁煙。
そしてその3日後から約10年ぶりに再開した火の呼吸。
その継続と体の変化を追った日記である。

無いものねだりで憧れる。
強い男。
ストイックな男。
女にモテル男。
ユーモアのある男。
酒が強い男。
お洒落な男。
ワイルドな男etc・・・。
松田優作のイメージは限りなくかっこいい。
無様なイメージは不思議と浮かんでこない。
彼にかんしては「無様」すらかっこいいと思えてしまうかもしれない。


禁煙と火の呼吸と私

ある意味、「蘇る金狼」でランボルギーニを運転するシーンは無様なはずだ。
おもいっきり合成の映像の意味は、彼が車の免許を持っていなかったということに尽きるわけだが・・・。
普通に考えると・・・、「免許とらないの?」って考える。
私は「単車の免許しかもってなくて、車の場合は常に助手席か~。かっこいい!!」となった。(主演映画で必要とされても免許をとらない頑固な姿勢もかっこいい)
同じように思った人は多いのではなかろうか。


禁煙と火の呼吸と私


普通では絵にならないようなシーンもかっこよかった。
典型的なのは、「ヨコハマBJブルース」の冒頭できったないトイレでウ○コしながら炒飯(だったと思う)をかっ食らうシーン。
初めて観た20代の頃に当時住んでいたアパートで真似してみたものだ。


禁煙と火の呼吸と私

そういうかっこよさ(ストレートでない)が集約されているのがTVドラマの「探偵物語」だと思う。
あれを観て、ペスパに乗った人はどのくらいいたのだろう?
ライターの火をでかく調整した人はどのくらいいたのだろう?
探偵になった人はどのくらいいたのだろう?
これまでの人生で「リアル工藤ちゃん」を何人か見てきたが、ろくなもんじゃなかった。
あれはドラマの中だからかっこいいのであろう・・・、いや、松田優作だからかっこいいのであろう。(あたりまえか・・・)
いまだに整髪料といえば「GATSBY」を使用している私は、42歳になってもどこか優作というカリスマを目指しているのかもしれない・・・。
P・S 以前竹中直人がTVで語っていた「昔、優作さんの物真似をやっていて。ある日TV局の食堂で本人にバッタリ会ったんですよ!!物凄いファンだったので恐縮していると、優作さんにこの後の予定を聞かれて・・・特にないですと答えると、今晩付き合えってなったんです。喜び勇んで下北の「LADY JANE」っていうBARについていくと、一晩中俺が何を言っても「お前、なんなんだよ」と言われ続けました・・・」と。
これぞ昔の映画界!!って感じのエピソードだが、いいな~と思う。
こういう骨太な俳優が誕生したのは、時代背景あってのたまものかもしれないが・・・。