若い頃親と同居していた時、飼っていた犬のエイチ君。昨日はエイチが私の夢に現れた。エイチの餌の準備をする夢だった。舞台は私の生家。私の部屋に鎖でつながれていたエイチは何故か長い間、食べたものもなく、散歩も行ってなかった。鎖をほどいて私はエイチを連れて1階のお勝手場に降りていった。老犬だったから階段を上手く降りられるか心配だったけど、ゆっくり上手に降りることができたので安心した。お勝手場には父がいた。ガスコンロには味噌汁があった。多分祖母か父が作ったんだろう。それを温めてからごはんにかけて、そして少し冷ましてから、エイチの皿に盛り付けた。その間、エイチはクゥンクゥンと静かに鼻で鳴いて待っていた。
しばらく待ってね、そしたらごはん食べられるし、その後散歩にも行こうね、、と心の中で思った。

こんな夢だったのよ。
目覚めた時、心があたたかかった。

実はエイチは父が大変可愛がっていた犬で、父亡きあと、私が引き取って最後まで面倒をみた犬だった。柴犬の雑種で割と大きくて元気な子だったけど、亡くなる1年位前から後ろ足が動かなくなったため介護犬となった。毎日おしめシートを取り換え、真夜中にワン!と吠えるとシートを取り換えに庭まで出ていった。そしていよいよ最後のときは、渾身の力を振り絞って、私の顔を見て、動く片方の前足を差し出しクゥーンと鼻で鳴いた、、、

エイチ、ありがとうね。君はお父さんの喜びだった。お父さんは君のことが大好きだったんだよ。もちろん私も君が大好きだったよ。

冷たくなったエイチをずっと撫でて、撫でていた。思い出すだけで涙が出るけど、そんなエイチが初めて夢に現れてくれてほんとに嬉しかったよ。そして、とてもあたたかだった。

昨日の出来事でした。

今日はしんみり。
エイチ、夢に来てくれてありがとう。

最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。