糖尿病の「本当の姿」をしろう

連載:第5回


Q: どうしても、常にいらいらして、感情がおさえられないのです。いらいらして、ついたべてしまうのです。夜中に、無性におなかがすいて、発作的に食べてしまって、血糖値があがってしまうのです。でも、自分ではどうにもできないのです。どうしたらいいですか?

A: 糖尿病は、観点の病です。心の病です。そして、認識疾患です。

基準点(観点)と認識のリセットが必要です。
(注:いわゆる1型糖尿病や一部の2型糖尿病を除いた、大部分の2型糖尿病は、認識疾患と定義できます)

コップの中の感情や緊張をリセットする練習をしても、感情や緊張は次ぎから次ぎへと生まれてきます。 職場や家庭の環境で、感情や緊張がどんどんあふれてきます。すると感情や緊張のリセットがおいつかなくなります。おいつかないとコップからあふれてしまいます。
それでは、感情はどこからくるのでしょうか?
感情がうまれる理由があるからです。それは、基準点(観点といいます)があるからです。ひとりひとりが、基準点(観点)をもっています。そして、自分の観点と、相手やできごと、あるいは自分自身を比較します。比較して、必ず○、×します。○や×をすることを認識といいます。○は快ということですから、快に応じた感情がわきます。×は不快ということですから不快に応じた感情がわきます。
けれども、観点はひとりひとり違うので、自分がいらいらすることでも、他人はいらいらしないかもしれません。自分が不安になることでも、相手は不安にならないかもしれません。つまり、観点と認識をリセットすれば、感情は消えてしまいます。
観点と基準点をリセットする練習をすると、客観的に他人やできごとや、自分自身を観察できるようになります。

観点と認識のリセット、感情と緊張のリセット、体内環境のリセットをすると、糖尿病は治ります。糖尿病は消えていきます。

注:1型糖尿病や一部の2型糖尿病は除きます。また、大部分の2型糖尿病でも、遺伝子に傷がついて、膵臓のインスリンを出す細胞が大量に死んでしまった状態になると、インスリンを出す細胞がありませんから、糖尿病は治らなくなります。インスリンを出す細胞が、まだ生きているうちに、リセットにとりくむと、糖尿病は治すことができます。