これからの医療を訪ねる

新板橋クリニック探訪(Dr’sファイル掲載より)

第16回
Q: 心の状態が関係する消化器疾患を防ぐためには?

▲ 診察では清水院長が日常生活で行える呼吸法なども教えてくれる

A: 
どの疾患にも共通なのは、ご自身の“脳の癖”に気付くことが大切であるということ。人間は誰しも、常に物事の全体ではなく違いだけに着目し、部分と部分をつなぎ合わせて意味付けしやすい傾向にあります。凝り固まった判断基準・価値基準で比較や評価をするので、緊張・不安・怒りなどの感情を無意識に持つようになるのです。こういった“脳の癖”に気付くことで、無意識に起こる感情がなくなり、体の反応=症状が改善します。また、特にパソコンを使ったお仕事をされている方などは、1時間に1回休憩をとり大脳皮質を疲労させないことや、しっかりと体の感覚を確かめながら行う体操も効果的です。