ネタ提供ありがとうございます。
いちお、担当医師がまだ経過観察をしてくれていて
直接彼・彼女に質問できる&検査可能な案件に
意見を述べることは避けたいのですけど。
頼まれるとイヤとは言えない、そんな性格。
こういうご質問は本来、セカオピ案件なんで
次回からはちゃんと担当のセンセの了解を得て
他の病院を受診してくださいね。めっ
料金が3万円くらいの
自費診療レベルのお仕事だYO。
ちゃりーん
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Q.
子宮摘出後、数か月。
まだなぜか出血が続きます。
それもなんだか、もともとの生理周期に合わせて
ごく少量の出血が定期的にあるようです。
いろいろ調べましたが担当のセンセも
原因がわからんなーと言います。
様子見になっちゃいました。
A.
子宮を摘出する際、子宮のサイズが大きくて
切り刻みながら摘出した、と説明を受けていませんか?
子宮を解体しながら腟から出した場合
稀ではありますが、中からこぼれた子宮内膜が
腟のどこかに生着して、いわゆる「子宮内膜症」の
病変がどこかにできている可能性があると思います。
子宮内膜症が原因であると考えると
生理周期に合わせて出血するのも矛盾がありません。
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厄介なのは子宮内膜。
がんではない正常の子宮内膜でも
なにかの拍子に外にこぼれると
こぼれたところで頑張る傾向にある。
調べてもどこに病巣を作ったか分からないヤツら
自分がどこにいても子宮内膜であることを忘れず
生理で召喚されると必ず
「我は内膜♥」と我に返るみたいで
頼まれもしないのに流血する。迷惑。
有名なのは帝王切開の時
子宮に割を入れて赤子を出すが、その際にこぼれた
子宮内膜がいろんなところに生着
生理のパターンに合わせ、
あちこち出血&疼痛を起こすもの。
人よんで異所性子宮内膜症。
まあ、探し散らかしてもどんな画像をとっても
小さい病変はようわからんちんなこともあり
いったん、子宮内膜症用のお薬をかますと
診断が間違ってなければ音沙汰なくなり静かになる。
私だったら診断も兼ねて
マダムに薬、盛ってみます(言い方)。
薬(ジエノゲストかレルミナ)を服用しても
症状が消えない場合はまた
他のことを考えてみないとならないので
担当のセンセに知恵を絞ってもらってくださいませ。
そう、こういう術後のトラブル現在形は
例え頼りなさそうであっても
執刀医がおけつまくる案件だYO
ご参考までに。
ちなみのちなみに、だが
こういった手術による異所性内膜症を
防ごうと思うと、術直後にせっせと
創口を洗うのが一番。(腟の断端と切開創)
医療関係者の皆様がご覧になっていたら
貴施設でもご検討ください。