ネタ提供ありがとうございます。
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Q.
私の執刀医の先生は
腹腔鏡手術の立役者と言われるような
有名な先生のようでかなりの術数をこなしてますが
70歳のご高齢です。
紹介状をもらって初めての診察で
筋腫のスピードが早く
気持ち悪いから
早く手術した方がいいよ、
と言われ、でも
肉腫だと腹腔鏡手術ですれば
悪い細胞が散らばるけど
私のせいにはしないでね、
とも、言われました。
腹腔鏡手術と、開腹どちらにすべきですか？と、
聞いた時には
それはあなたが決める事で
私が決める事じゃないでしょ。
だそうです。
1人で名医と言われる先生を頼り
3時間かけて車を運転し、
ようやくたどり着いた診察がこのような
やりとりでひどく不安になりました。
3年前に気づいた筋腫が肉腫ということはありますか？
何も自覚症状もないまま3年以上悪性でも健康に過ごせるのでしょうか。
また高齢の医師のダビンチを使った手術は、
年齢を気にしなくても良いでしょうか。
A.
ツッコミどころ満載でもはや
何も言うことが見つからない・・・
ねね
あなたの本能は赤信号、警報が鳴ってないか？
たぶんそのアラームは正しい。
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詐欺の手口として最も有効なやり方は
「相手の不安を煽る」
「急がせる」である。
私のお師匠も手術の腕前はピカイチで
特にものごっつ腟式手術がうまい先生であるが
卵巣嚢腫はより大きく
子宮筋腫はより小さく計測する傾向にあった。
なぜなら
卵巣嚢腫は大きくなればなるほど手術適応だし
子宮筋腫は小さい＆症状が重いほど
腟式手術の手術に適しているからである。詐欺。
手術がものごっつうまいので
周囲の誰にも文句は言わせない「圧」があったが
幼心に（え？）
「おとなってこわいな」とか思ってたYO
さて一個ずつ見て行こう。
＞3年前に気づいた筋腫が肉腫ということはありますか？
何も自覚症状もないまま3年以上
悪性でも健康に過ごせるのでしょうか。
肉腫は得てして、
「手術をするまではおとなしい」傾向にはある。
もちろん、最終的にはどんどん大きくなって
いずれは正体がばれてしまうのではあるが。
たまにレルミナやリュープロレリンといった
子宮筋腫を小さくする薬も
恐ろしいことに若干効果があったりなんかして
３年間無事だったから、といって
肉腫ではないと言い切れるものではありません。
最終的には「摘出してみないとわからんちん」が正解。
ただ、私たちもバカではないので
骨盤MRIを頼りに
ある程度の推測はできるようになっています。
よって、
それはあなたが決める事で
私が決める事じゃないでしょ
というはげじじい名医の言葉は
意地悪だなあと思います。
何かコトが起きた時、患者がそうしろと言った、と
言い張れば裁判官が納得する、という
都市伝説があるためと思われます。
裁判官もそこまでばかじゃないと思う。
バカだなーと思うことは多いケド（言った！てへ）
＞また高齢の医師のダビンチを使った手術は、
年齢を気にしなくても良いでしょうか。
ダビンチ手術が日本国内で
どんどんされるようになったのは
ここ１０年くらいで、
盛んに宣伝しているのは５年くらい。
ってことを考えると今７０歳なら
多分還暦・６０歳くらいから
ダビンチし始めたと計算できます。
通算、１０年くらいの経験でしょうねえ。
むしろどう思います？
私の後期高齢者であるお師匠は
内視鏡を使った手術は白内障や老眼でも
視野がカメラで拡大されて、よ～うと見えるんで
年取ってからも手術できる、と
たいそう喜んでおりました。
ちなみに腟式手術の方は
見えなくても感覚でできるもんねとか
ほざいておっしゃっておられましたんで
ベテランだったら大丈夫なのかもしれないし
そうでないのかもれません。どっち
まあ、ダビンチを操る７０歳
だいたいどこの誰かはわかります。
ちょっと（どころかかなりの）
はげちゃびんですよね？
手術はうまいですよね。うん
往年の輝きがあるかどうかは別として。
ところで
日本全国には手術がうまい！
凄腕と言われる名医は数多くいて
中にはその人でないと
できない手術ってのも存在します。
「名医」には技術もある程度、要求されるでしょうし
何も愛想がよく人当たりが柔らかいことは
名医（ブランド）の条件ではありません。
駄菓子菓子案山子
得てして「手術がうまい」とされる
おぢさんたちの中には
「手術だけがうまい」と言い換えられる人が
多数、生息していることも
頭の中に置いておかねばなりません。
多少性格が悪くて、話していると不安になるけれど
まあ、技術があるからそれだけ頼んで
あとは自力で治ろうっと。
この気持ちがないとさわやか～に
裏切られますYO
山道を（勝手に想像してるー）３時間も車を走らせ
会いに行った挙句に冷たくされて
凹んでいるかもしれないが
そもそもこの自由の国ジャパン
そんなに遠くまで探さずともちゃんと手術をしてくれ
しかもあなたの不安や妄想を静かに
受け止めてくれる担当医がいる病院は
チルチルミチルの青い鳥
すぐご近所にあったのでは。
とか思いますけど、いかが。
めっちゃごつくて
ブランド物じゃないと治せないビョーキって
実は、あんま、ない。
そんなビョーキに当たったら誠実な医者であれば
必ず名医へと送り込んでくれるだろうし
場合によっては自分の病院に
名医を招聘してくれることだってある。
つまり、このギョーカイでいう「誠実さ」とは
「自分ができない限界を知り
できないことはできる人へ仕事をふる」ことである。
そういった善意の手続きを全部振り切って
「３時間かけたのに、こんな扱い？？」
と嘆くあなたがそもそも間違っておるのです。
ブランド物にばかり目がいって
そればかり拘ってると
自分の本能が盛大にアラームを鳴らしていても
ブランド力のかしましさにごまかされて
腑に落ちないまま
満足のいかない診療・治療をされた挙句
あなたが決めたことでしょ
で、黙らされちゃうんですよね。
得てして昼時であるのに
混んでないラーメン屋に入ると
「え、間違った？」とか
思いがちですけどね、あたしたち。
混んでるラーメン屋に入りたい気持ちも
わからんでもない。
おいしいラーメンなら、
ランチタイムはごった返すはずだからだ。
ただ、そんなラーメン屋でようやく順番が来て
「・・え、これ？これのために
何時間も並んだん、あたし？」
ってなることもあるよねーーーーー
これなら近所の「ふつーの」ラーメン屋さんの方が
おいしかったやん？的な。
食べ●グ、どうも信用ならんわ。←ここ大事。
あなたが自分の目と耳と幸運を信じ
まあ、技術があるからそれだけ頼んで
あとは自力で治ろうっと。
と鉄の心でもって対応できて、
術後の経過は紹介元でやさしーく癒されます、いうなら
別に私が口を挟むところではありません。
ただ、
グッチよりカルディのエコバックの方が
ずっとずっと重宝する場面も
あると思うYO、っていう話。