*記事は2021年6月のものです。
コロナワクチン接種に対するご意見は賛否両論ありますね、現在も。
ワクチン接種による健康被害や死亡は見過ごせない事情ではあります。
ただ、一つ忘れてはならないのは
いつの時代も「新しいものに対する恐れと抵抗」はある、ということを。
ジェンナーが天然痘に対する予防、種痘を見つけた当時も
同様な議論や抵抗があった模様。
その時代の文献で、私が感心したのは
王族や貴族が率先して種痘を受け、民衆に推奨した、とされているもの。
みな、種痘を受けたら牛になるだの本物の天然痘になるだの恐れて
受けようとしなかったらしい。
でも、種痘を真に理解し、「人類が生き残るためには」を考え
その身を差し出すことでお手本を示した。偉い。
身分制度には疑問もありますが、
ノブリス・オブリージェを当たり前とした彼らに敬意を表し
私はワクチンを受けようと思います(無料のうちは爆)。
まあ、決められることなんて、せいぜい自分の心くらいですからね、平民は。
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コロナ某のせいで外来待合室の椅子も間隔を空けて座りましょう、
とご案内していて、座る場所も限られるというのに、病院って待つよね~
ほんとにすみません。立ちんぼで人を待たせるってどんだけ頭が高いんだ。
おしっこも極力我慢して診察してるんですが、
話がなが~くなりそうな人の前にはやっぱり排尿もしとかないとどんな粗相があるかわからないじゃないですか?
トイレに行くのは基本的人権。憲法案件。よってどんなに忙しくてもトイレには行かせて欲しい。
さて、コロナ某への人類の反撃が始まりましたね。
ワクチン登場・・・!!
10年ほど前に上陸しそうでしなかったSARSに対するワクチン開発がここで実を結び、
早期にワクチンが開発されました。早すぎて怖い、とか言う人がいますけど、
そんな製作秘話が隠されているのですよ。
これに関して、よくあるご質問に
① ピルを飲んでいます。ワクチンはどうしたらいいですか?
② 妊娠しています。
③ 妊活しています。
が、あるよね。
一応、産婦人科にも農協みたいな集まりがあって、日本産科婦人科学会というのだけど、
そこの見解としては妊娠してようが妊活してようが、ワクチンが打てそうなら打て。
というのがざっくり言って答えです。
長期的な影響がどうかはまだわからないのですが、
コロナにかかって死んでしもたら将来もくそもないじゃん。
死亡率2~5%って結構高いよ?
それに比べてワクチンで死ぬとか後遺症とか100万分の1くらい、
つまりあなたに三億円の宝くじが当たるかどうかの議論と同等。
一般的に言って、当たらないよね?
え?当たった?それはよかった・・・けど、それだけくじ運良ければ死ななさそうだから打つといい。
ワクチンで死ぬ、死なないは大まかに分けて
① 血栓症
② アレルギー(アナフィラキシー)
が、理由として挙げられるのですが、
①は確かに投与後まもなく、血栓症のリスクが上がってしまうので、
特にアストラゼネカが開発したワクチンは各国軒並み、年齢制限を設け、
発症しやすい若い人には接種しないようにしているみたいです。
日本は外圧に弱い国なので、空気を読んで同じようにすると思われ。
それに関連して
ピルはワクチン投与1ヶ月前からお休み
が無難かなあと個人的には思います。
ピルは健康な若い女性2万人に一人の血栓症のリスクがある。
これに一つリスクが加わるだけで危険性が4倍になっていく。
例えばピルに喫煙が加わると、血栓の発症率は5000人に一人になるわけで、
ピルを飲むならタバコをやめよう、となるわけです。
同じ理論で、ワクチンが血栓のリスクをあげるなら、やっぱりやめときましょう、と。
大丈夫だよ、打っちゃえ、という先生もいるはずなので、
(だってほんとはどうなるか、やってみなくちゃわからないから)
そこはどちらを信じるか、個人の判断に委ねられてしまいますが、うちのコスムメには
ピル休め
とLINEしておきました。
えー生理が来るのやだ~とか言っていましたけど。大人な対応をしていただきたい。
ちなみに私は医療従事者なので、4月にワクチンを済ませましたが、
2回目の後結構倦怠感が強かったです。
翌日はお休みを取得されることをお勧め。
うちのオットはごろごろしている私を見て、更年期と決めつけてましたが、
自分も2回目を打って発熱、動けなくなるという事態に遭遇。
心の底からざまあみろ、と思ったよね。謝罪を要求したよね。いますぐ謝れってんだー
(すぐ謝ってきた。結構きつかったんだねごめんよ、棒読み)
何でもごろごろしているのが更年期障害と思ったら大間違いだ!!
と、言うわけで、ワクチン接種を計画している方は参考にされてくださいね。
*注:2023年現在、ピルユーザーではワクチンのために休薬していない人が多い印象。
どれだけ不安に思うか、で判断して欲しいと思います。
ちなみに、妊婦さんがコロナにかかるとお産できる病院がごくごく限られ(対応できる病院が限られている)
下手すると熱が高いまま待たされたり具合が悪化したりする可能性もあり
ほんとのほんとに体を大事に、感染しないように気をつけていただきたい、と思います。
お産はする方もとる方も命懸け。こちらもお忘れなきよう。