傘の意味 |  1秒後の未来




雨さえ気にならない

そんな大荒れの心だった



それでも私は

傘をさして帰った




いっそ知らなければ

いっそ手に入れなければ



求めることなんてなかった




それでも傘をさして帰る




あなたのいない道






涙から守ってくれるなんて


静かに開いた花は


もう閉じているのに




また開こうとしてしまうの



ずぶ濡れになるのがこわかったから









折れた骨組みから


微かな光がさした






そっと閉じて歩く次の朝