わたしは、一見、「ちょいワルおやじ風」である。
ただし、あくまでも、「風」であって、そのものではありません。

単に、ネクタイをしていなくて、シャツの裾がズボンから出ていて、無精ひげが生えているだけで、おしゃれでもなんでもない。
だけどそれだけで、見た人は勝手に勘違いをしてくれる。

世の中年男性諸氏には、ぜひともこの「ちょいワルおやじ風」をお勧めしたい。
一度してみると、とても便利で楽だからである。

メリット1
シャツの裾を出していると、思いのほか、醜く出っ張った下腹部が隠れる。

メリット2
シャツの裾を最初から出していると、シャツの裾がズボンからだらしなく出てしまう心配をしなくてすむ。

メリット3
無精ひげを生やすと、ひげそりの回数が2分の1から3分の1程度に減少できる。

メリット4
着崩れして、よれよれのジャケットを着ていても、誰もとがめなくなる。

このような理由からわたしは、「LEON」の発行部数が減らず、「ちょいワルおやじブーム」が少しでも長続きする事を望んでいます。

そして、世の若い女性には、声を大にして言いたい。

よ~く見て下さい。

ジローラモ始め「LEON 」に出てるモデルたちと、朝出社したら、ぐだぐだになってネクタイをはずし、シャツを出し、職場の応接セットでいぎたなく寝ているのを発見した、くだらない仕事の残業や宴会で徹夜した、あなたの職場のスケベ上司の姿は、本質的にほとんど大差ありません。
(服の値段を除いては…)