ここのところ、続けて2つ「わるい世界のはなし」を聞いた。

ひとつめ。

入れ墨を入れると体温が下がる

何で「体温が下がる」のかはよく分からなかったけれど、その人によると、「こいつは怪しい…」と思ったら、何気なく相手の首の後ろのあたりを触ってみると、入れてる人はひんやりするので、「モンモンをしょっているかどうか?」が分かると言うのです。

ほ~!

ふたつめ。
最近、「循環取引」(商品もしくは製品がぐるぐる回っているだけで、本当の取引じゃない取引。たまに「回っているモノ」が存在しないときもある)による「粉飾決算事件」が頻発している。

この前も「おべんとうフライ」とかで有名な「加ト吉」の循環取引がニュースになっていました。
このニュースを見て、

「へえ~、『海老フライ』がぐるぐる『循環』してたのかなあ…。」

と冗談まじりに言ったら、そばにいた「金融関係の人」が、

そうだよ。冷凍食品って腐らないから、循環取引にもってこいなんだ。

彼によると、循環取引の際には、機械部品とか、冷凍食品とか、長期間循環しても、品質の劣化が少ないモノが使われるらしい。

「だから、会社のデューデリジェンスとかする時に、手形を発行した機械部品とか冷凍食品とかを扱っていると『循環取引』を一応疑うんだよね…。」

なるほど…。
循環取引における一種の「貨幣」の役割をしているんですな。
「貨幣」の必要条件は、「劣化しにくいこと」ですから、つまりは「パチンコ屋さん」の「景品交換所」に持って行く「品物」(たいてい、品物自体の価値はほとんどない、ものですが、『一種の通貨』なので)と同じと言う事ですね。

闇の世界」も奥が深いなあ~。