•夜ホームパーティに招かれることに。それまでの時間つぶしに千日というお店で氷を食べていたのだが、ホームパーティの家主さんもたまたまその時間にお店のそばにいたということがホームパーティに行ってから判明。
記憶を辿ると家主さんらの後ろ姿を確かに見ており、後から「あっ」となった。
•ホームパーティ先で島田先輩(長野出身)と同郷の長野人がいた。二人は地元の中学の話で盛り上がることにin沖縄。ちなみに別日ホテルでテレビをつけたらBSで過去の笑点がはじまるところで会場が島田さんの地元のそばであった。
•キャン×キャン長浜さんの案内でデパートに金魚のアクアリウム展を見に行ったら長浜さんが数年ぶりに会う同級生と同じタイミングでデパートの入り口に。
•那覇に来たのは久しぶりであるはずなのに、どうもそんな気がしない、考えてみたら龍が如く3(舞台は沖縄)をやっていたからだ!!と気づく。
その流れでたけしさんが次の龍が如くに出演するようだという話をしていたら、車の窓の外に「コマネチ」というお店の看板を見つける。
•国際通りで島田先輩が握手、写真を求められる。「手相見て」という人も出てきて、人が増えてくる。僕が一人の女性に「ボクも手相診れるから(診れませんよ)診てあげるよ!!」とふざけて話しかけたら、「アンタは診れないでしょ!!ワタシが視てあげるよ」と僕を見て一言「フジテレビでADやってたでしょ。フジテレビのナカムラさんて人がアナタに憑いてるよ」と言われ驚愕する。
元フジテレビでADをやっていた事を知る人なんてほぼいないはずなのに。
仮にも僕が芸人キックと知っていたなら話は別だが、その人は僕を芸人だなんてもちろん知らない。
ちなみに憑いている?人、思い当たる人物がいなくもないがナカムラさんではなく名前は違う。
ここからは島田先輩が帰り一人になった後。
•興味がある空手の先生の話をなんとなくタクシーの運転手さんにふってみたら、その先生の元お弟子さんだった。
•某女性マネージャーの夢を見て何でだろうと気になっていたら国際通りでソックリな人を見つけ、さらにそのあとあるお店でもソックリな子と会った。
•レンタルバイク店でバイクを借りる。
その店の店員、前歯も長いが説明もとにかく長い。一挙手一投足がどこかイライラさせられるような独特の雰囲気を持ち、説明が長いだけならまだしも、もし事故があったらこうなるだの、お客さんでこうやって(ご丁寧にマイムつき)転倒する人が多いとか、不吉でネガティブな情報が途中バンバン入る説明でゲンナリ。
話を聞いていて徐々に氣が奪われ(氣枯れ=ケガレ)の状態になるのが分かる。
延々とのんびり続く説明を聞きながらその雰囲気にとてつもなく嫌なものを感じた。関わるとトラブルが起こる運命律を持つ人(本人に悪気はないかも)特有のデンキが出ている気がしたのだ。
しかし別のレンタルバイク屋さんまでは距離があり、長すぎる説明で脳も麻痺してきていた。ホテルのそばのお店で帰りも便利だし、何より行きたい所があり約束の時間もあるからまぁいいかと内心はもやもやしながらもそこでバイクを借りることに。
レンタル料は6時間で2000円ちょい。スケジューリングは大丈夫です?もし遅れそうならば先に1時間延長の料金を払って7時間セットにした方が良いですと繰り返す店員の彼。
「1分でも遅れたら延長(沖縄らしからねプレッシャー)だし、遅れる際は前もって電話しないと延長料金は倍です」とも言われる。
しかし6時間で帰るようにスケジューリングすればよいだけなのだ。
当然だが先に1時間分を延長して借りれば値段も上がるし、早く帰れたところで返金もないので必ず6時間で帰るから平気と伝える。
すると彼はやや不満そうな顔でその後も説明&ネガティブ情報を。
ようやく説明が終わった時には店に入った時がはるか昔に感じる程であった。
思わずこの長い説明の時間はレンタルの時間に入らないよね?という意味で
「今12時15分ですけど、今から6時間後の18時15分に戻ればいいんですよね?」と聞く。
すると彼は「そうですね」と一言。
晴れてようやくバイクに乗れた。
しかし気分は晴れない。
道中はとにかく慎重に慎重を重ねて運転。
それは事故や車を擦ることが嫌であるからではなく、万が一そうなってあのレンタルバイク屋に戻ったら、彼は「ホラ、言ったでしょ!!注意した通り!!説明にもありましたよね!!こうなる人多いんですよ~!!(ちゃんと説明聞いていないから~!!あなた面倒くさそうにワタシの説明聞いてたでしょ~)」と口には出さないものの心中勝ち誇られるような気すらして、それが絶対にイヤだ、それだけは意地でも避けなければいけないとの思いからであった。
超セーフティドライブで綺麗な海沿いの道を走る。
しかし時折彼の顔がチラついてきたりして腹立たしいような、また不穏な気持ちになる。
しかし目的地に無事到着。
道中ビーチで瞑想もし、すっかりイイ気分になる。
目的を終えたあと、やるべきことといえばあとはひとつ、ヤツ(途中から彼は俺の中でヤツに変わっていた)との闘いに勝つことだけだ。
無傷で、しかも文句の言われない時間にバイクを返却するのみ。
なんなら18時14分ギリギリに返却して、(全然無傷で間に合いましたよ。延長する必要全然なかったっすわ)と笑顔で返すのも悪くない気もするがガソリンは満タン返しにしないといけない(しない場合は3000円かかるとこれもしつこく言われていた)ので余裕を持ってヤツの店に17時半に一時帰還した。
(ほら、間に合いましたよ)と顔には出さない笑顔で「帰って来ました~。あとはガソリン入れるだけなんでいちばん近くのガソリンスタンド教えてください」と余裕で俺。
するとヤツは一瞬(ムッ)としたような悔しそうな表情で、ぶっきらぼうに今来た道なりの道の逆方向の道を行くと数キロ離れた場所にスタンドがあると説明。
しかしその言の響きにいわゆるひとつの良くない何かを感じた俺は咄嗟に「え?ちなみにこの道なりにはスタンドないんですか?」と聞いてみた。
すると彼は悪気もなく「ちょっと行ったところにありますね。ただそっちは道が混んでるかもしれないですね(混んでいるではなく、混んでるかもしれない)」という。
俺はその時確信した。やはり、コイツは何かがおかしい!!
道が混んでるかもしれないとはいえ、なぜ最初にわざわざ遠い方のガソリンスタンドを教えたのか?
俺はそこに、『返却時間に間に合わなくさせることによって生じる延長料金が欲しいの念』でなく『「ホラ、言った通りに間に合わなかったでしょ!だから最初から長めの時間で借りておけば良かったんですよっっ!!ワタシの説明と指示に従わないからぁ~。フフフ」を言いたかったの念』がこもっていることをその時完璧に確信した!!
しかし俺は超能力者である。
彼はそこを解っていなかった。
ヤツの言に含まれた悪想念をいち早くキャッチし、ヤツの思惑とは別の本当に近いスタンドの場所を今把握したのだ。
返却期限時間まで残りは45分。
何が起きたって俺の勝ちは見えている。
ニコニコ顔でヤツに会釈し、ヤツがはじめに教えた遠いガソリンスタンドではなく、ヤツが教えなかった道なりにある近くのガソリンスタンドへ向かってヤツの姿をミラー越しに見ながらバイクを走らせた。
もちろん超セーフティドライブで。
最後の最後でヘマをしたら、ヤツはどんな顔をするだろう。
考えただけで腹立たしい。
事故のみならず、違反にも気をつけ、遂に目の前に現れたはガソリンスタンド!!
バイクを乗りつけ爽やかな顔で俺は言った。
俺「レギュラー満タン現金でお願いしまーす」
店員さん「Tポイントカードありますか!?」
俺「あ、あります。ちょっと待ってくださいねー」
笑顔で半ズボンの後ろポケットに手を伸ばした時、俺は失神しそうになった。
ない!!
ない!!
ないのだ!!
財布がないのだーっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ
っっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つづく
つづかないかも