22、23日が休みだった。




ここ最近の俺達のキーワードは、『金を使わずどこまで楽しめるか』




というわけで21日の晩からとりあえず、ツレの別荘へ…



滋賀県はマキノってとこにある、山の中のお洒落なログハウス的な、前々からお気に入りの場所である。


仕事が遅くなった為、先出発してもらい、俺だけ一人で電車で向かう。




まぁたまには電車に1時間ぐらいゆっくりビールでも飲みながらもいいなと思っていた。



電車が出発し、俺は本を読んでいた、するとふと横を見ると、

対面席の4つのシートを豪快に全部使い酔っ払っていた、30代中盤と見られる男性(ブラマヨの小杉にイカツイ眼鏡をかけた感じ)
がいる事を確認した。



その時はまぁキゲン悪そうな奴がおるなと思っただけなのだが。


ある駅で男性が乗ってきてそいつが、小杉の前に座ったのである。

その男性(ジョン・レノンとヨン様を足して2で割り 、そのくせガタイが少しいいという)を、一目見た瞬間


「こいつは確実に空気読めないタイプ」
と瞬時に判断した俺。


とその直後、小杉が静寂な車内で切り出した!



「我ナメとんか!?足当たっとんねん!詫びも入れれへんのか!?」




始まりましたか…(^_^;)



するとヨン様は無視…


小杉ヒートアップ!

「おのれじゃ!おのれ!」足を蹴りながら小杉は言う。


するとヨン様。
「何言ってんの~??」
「大人なんだから~言い方があるじゃ~ん

なかなかナマリ口調だと初めて気付く。
まぁビビってる感も出ず、相手を怒らせず、大人度70点のなかなかの返しです。

小杉さらにヒートアップ!
「やったんぞ!次降りんか!」


ヨン様
「まぁまぁ、落ちついて~それは、俺が悪かった、ゴメンね。」
と小杉の足をさすりながら言う。


この時点で俺は、こいつは関わりたくい系統と判断、そして、これは面白くなると本読むのをストップし、夜の窓は鏡代わりになる原理を利用し観察。

足をさすられた小杉。
さすがに怒りながらも、関わらんかったら良かったと気付いてるみたいで、

声のボリュームを大分下げ
「気持ち悪いんじゃお前!どっか行けや~」

と突き放す方向に持って行く小杉。


ヨン様ひるまず、
「ゴメン~。悪かったから、ねっねっねっ?」

完全に俺は笑いたいけど、笑えないモードに入る。


小杉ついに折れて
「もうええから、はよどっか行け!」

完全に形勢逆転!


ヨン様
「いいじゃん。せっかくこうやって知り合えたんだから~
仕事の帰りですか??」

ヨン様ついに攻めだした♪笑


小杉
「もうええっちゅうねん!馴れ馴れしいねん!スーツ着てるんやし、どうみても仕事やろが!」

小杉ちゃっかりツッコミまでいれさせられる。
それでは相手の思う壷でっせ。


ヨン様
「堅田までですか?僕も堅田なんですよ!」


小杉
「それやったらどやねん!」

ヨン様
「堅田だったら一緒に帰れるじゃん~」


小杉
「アホか!」


もう小杉負けですな。
そして電車は堅田に着く。

ヨン様立ちだし
「せっかく同じ湖西線ですし、これからも会うだろうし、その時は笑顔でいてくださいね。」
と握手を求める。


小杉のその差し出した手を叩き返し

「アホか!!」


そしてヨン様は帰って行った…




その後、はたして二人はもう一度会ったのだろうか?
その二人を目撃したら、ぜひ教えてくださいm(__)m




人間も捨てたもんじゃないなと、ちょっぴりセンチメンタルになれた
そんなコントを見れた電車の夜でした…





本編は次回に続く。。。