6月20日(日)東京・後楽園ホールで開催されるJ-NETWORK『FORCE for the TRUTH of J 3rd』のセミファイナル、J-NETWORK初代スーパーバンタム級王座決定戦で対戦する水原浩章(光)と炎出丸(クロスポイント吉祥寺)の両者のコメントが、主催者を通して発表された。

 まず、水原は「今回はスパーと走り込みを中心に仕上げました。炎出丸選手はローは上手いが、自分には効きません。公言しますが、ずばりヒジとクロスカウンターで終わらせます。ベルトを巻いた後は“絶対王者”寺戸選手と試合がするのが目標!」と王座奪取に自信満々。

 対する炎出丸は「相手はフットワークが軽くすばしっこいが、今回は逃がさない秘密特訓をしました(ニヤリ)。そして必殺『メーゴーサー』(※沖縄方言でゲンコツという意味)をブチかましてやります。ベルトを獲った後は地元の沖縄で凱旋試合をしたい!」とこちらも負けてはいない。

“絶好調男”水原と崖っぷちから這い上がった炎出丸の一騎打ち。J-NETWORK初代スーパーバンタム級王座の栄冠は果たしてどちらの手に?!


J-NETWORK
「FORCE for the TRUTH of J 3rd」

2010年6月20日(日)東京・後楽園ホール
開場17:30 開始18:00

<決定対戦カード>

▼メインイベント J-NETWORKスーパーライト級タイトルマッチ 3分5R
菅原勇介(TARGET/王者)
VS
大石駿介(OISHI GYM/同級1位/挑戦者)

▼セミファイナル J-NETWORK初代スーパーバンタム級王座決定戦 3分5R延長1R
水原浩章(光/同級1位)
VS
炎出丸(クロスポイント吉祥寺/同級2位)

▼ウエルター級 サバイバルマッチ1
大竹将人(TARGET/J-NETWORKウエルター級5位)
VS
藤倉悠作(ASSHI-PROJECT/J-NETWORKスーパーウエルター級2位) 

▼J-NETWORKヘビー級次期王座挑戦者決定戦 サバイバルマッチ1
古田太一(アイアンアックス/同級5位)
VS
プリンス・アリ(イラン大誠塾/同級6位)

▼J-NETWORKフェザー級次期王座挑戦者決定戦 サバイバルマッチ1
長嶋大樹(ONE'S GOAL/同級1位)
VS
清川祐弥(新宿レフティ/同級2位)

▼J-NETWORKスーパーフライ級次期王座挑戦者決定戦 サバイバルマッチ1
山野寛之(チームドラゴン/同級1位)
VS
TO-MA(新宿レフティ/同級2位)

▼J-NETWORKスーパーウエルター級次期王座挑戦者決定トーナメント準決勝 サバイバルマッチ1
川端健司(チームドラゴン/同級7位)
VS
貴之ウィラサクレック(WSRフェアテックス/J-NETWORKミドル級2位)

▼J-NETWORKスーパーウエルター級次期王座挑戦者決定トーナメント準決勝 サバイバルマッチ1
NITRO大輔(TARGET/スーパーウエルター級3位)
VS
竹本壽晴(龍生塾)

▼ウエルター級 3分3R ※ヒジ有り
加藤 渉(Kインター柏/MAスーパーライト級3位)
VS
セバスチャン中村(レグルス池袋)

▼スーパーフェザー級 3分3R 
羽田大輔(K&Kボクシング)
VS
銀次(WSRフェアテックス)

▼59kg契約 3分3R ※ヒジ有り 
永山敬之(士道館札幌)
VS
サラウッド・JTクラブジム(JTクラブ)

<チケット料金>
SRS席10,000円 RS席7,000円 S席5,000円
※当日券は各1,000円増し。

月2日(金・現地時間)タイ・ナコンパトム県サナームチャン競技場にて、ムエタイのワンデートーナメントで有名な『ムエタイマラソン(以下ムエマラソン)』が開催される。

 今回のムエマラソンにはムエタイ最強戦士と呼ばれるセーンチャイ・ソー.セーンチャイ(=キングスター)がタイ代表としてエントリー。他に7カ国、合計8カ国の選手が優勝を懸けて対戦する。

 Aブロッグ、Bブロッグそれぞれ4選手に別れ、3回の勝利で優勝となる(65kg契約、1試合3分3R)。優勝賞金は30万バーツ(約86万円)、準優勝20万バーツとなっている。

過去、日本人選手では、小林聡が決勝をブアカーオと戦い判定負けで準優勝
(2002年12月14日ルムピニースタジアム)、中村敏射(=元気)が、決勝がガンワンレックと戦い判定負けで準優勝(2010年2月26日チャチェンサオ県)が最高位である。

 今回の日本人出場選手は、タイでムエタイ選手として活躍する島一生(しま・いっせい)。イングラムジムの内弟子としてタイでムエタイを始め、ラジャダムヌンスタジアムの
スーパーウェルター級9位にもランキング入りしたことのある石川県出身の27歳。

 出場選手の国籍は8月開幕のTHAI FIGHT出場予定のケビン・ローズ(アメリカ)、イムラン・カーン(イギリス)ほか、スペイン、ウガンダ、ドイツ、イラン、タイ、そして日本となる。

 優勝候補は当然のことながらセーンチャイ。しかし、3試合戦わなければならないワンデートーナメントだけに何が起こるかわからず、波乱が起こる可能性も高い。それがムエマラソンの醍醐味でもある。

なお、当日はボクシングWBC世界フライ級チャンピオンのポンサックレック・ガイヤーン
ハーダーウ(タイ)の試合(ノンタイトル戦、VSフィリピン選手)も行われる。

→出場選手(真中の白スーツの選手がWBC王者ポンサックレック)


※ムエタイマラソン
3分3R(インターバル2分)で8選手参加で行われるワンデート-ナメント。今までムエマラソンは様々な形で開催され、全選手タイ人選手の場合もあれば、片方のブロッグが全て外国人選手、もう片方がタイ人選手という図式で行われることがあったが、(小林聡、中村敏射出場時はこの形式)タイ人選手1名のみというトーナメントは今回が初。

欧州の強豪たちが全米オープン前哨戦に気合十分で臨む。

 現地時間10日に開幕する米男子ツアーのセントジュード・クラシック(テネシー州TPCサウスウインド)は、今季メジャー第2戦全米オープン(17~20日、カリフォルニア州ペブルビーチGL)直前の大会とあって、出場選手たちは最後の調整もかねて乗り込んでいる。その中でも特に目立つのが、欧州ツアー勢だ。

 21歳の新星ローリー・マッキルロイ(北アイルランド)は、5月第1週のクエールハロー選手権で米ツアー初優勝。先週のザ・メモリアル・トーナメントでも10位タイと結果を残しているだけに、すでに米ツアーでも看板選手の一人となっている。メジャー未勝利とあって全米オープンには並々ならぬ意欲を燃やしているが、難コースのペブルビーチで優勝争いをするためにはさらなる自信が必要。実力のある先輩達がずらりと並ぶ前哨戦で勝利をつかみ、堂々とメジャーの舞台へ進みたいところだ。

 世界ランキング3位でメジャーでは常に優勝候補のリー・ウェストウッド(英)にとっても大事な一戦となる。昨年の全英オープン以来メジャー3試合連続トップ3入りを誇るが、今年のマスターズでは最終日にスコアを伸ばせずフィル・ミケルソン(米)に逆転負け。その悔しさをバネに今季ここまで欧州勢トップの位置を守ってきた。昨年の欧州ツアー賞金王としてメジャータイトルはどうしても欲しいだけに、ここで低調な試合は見せられない。

 他にも、メジャー3勝のパドレイ・ハリントン(アイルランド)、今年のWGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権覇者イアン・ポルター(英)、全米オープン2勝でつま先の手術から復帰したのレティーフ・グーセン(南ア)らも参戦。ディフェンディング・チャンピオンのブライアン・ゲイ(米)、日本勢唯一出場の今田竜二も加わって、熱い戦いが繰り広げられる。

 その熱戦の裏では、心温まるストーリーが数多く展開されているのもセントジュード・クラシックの特徴だ。大会名でもわかるように、このトーナメントはセントジュード・チルドレンズ・リサーチ病院に対する社会貢献が目的でもあり、毎年莫大な寄付を行っている。また、小児ガンの権威でもあり放射線治療などでも幼い患者を広く受け入れている同病院の子供たちにとって、出場選手たちは身近な存在にもなっている。

 自分たちを応援してくれるプロゴルファーがいいプレーをしてくれることが、子供たちの励み。そして選手にとっても、子供たちが応援してくれることが大きなエネルギーとなっている。プロスポーツの重要な意義の一つである社会貢献。経済的な面はもちろんだが、子供たちに夢と希望を与えることも、その大切な要素とあって、ツアーの中で今大会がもつ意味は大きい。