嵐妄想BLです
コポコポ鼻や口からこぼれた泡が
光に向かって昇っていく
遠ざかってゆく光と泡
村人になりたかった
赤鬼の側で笑ってる
村人になりたかった
青鬼はどこに行ったんだろう
お話しは教えてくれない
眼を閉じれば光も泡も消える
苦しい
水に眼も鼻も口も塞がれた
この苦しい時も
もうすぐ終わるよね
遠くなる…
僕の好きなお話しは…
………
……
…
「いくな!」
…
「もどってこい!!」
……
…………
頬に強烈な痛み
ゴボッ…ゲホゲホ
口から水があふれ出し咽せた
咽せながら必至で息を吸った
身体が勝手に生きようとする
ハァハァハァ
僕が咽せてる間ずっと背中を
擦ってくれる手
「俺に断りもなく
落ちてんじゃねーぞ!」
顔を上げると
真っ赤な顔して怒ってる
大ちゃんがいた
赤鬼みたい
僕の赤鬼さん?
なんだ夢か
ちゃんと
赤鬼さんはいるじゃない
大ちゃん 僕怖い夢見てたよ
赤鬼さんとバイバイする夢
もう離れちゃヤだよ
和也は大野にしがみついた
それから
誰かに抱きかかえられ
また気を失った
目が覚めたら病院のベッドで
優しい眼をした
大きな先生が頭撫でて
学校に戻っていいって
大ちゃんと相葉くんと
翔ちゃんが迎えに来ていた
相葉くんと翔ちゃんは
なかよしだよね
相葉くんとはずっと
なかよしだったけど
いっつも僕という弟抱えてたから
お兄ちゃんが出来て嬉しいのかな
そんな心配そうな
顔しなくていいのに ふふふ
「ニノ 溺れたんじゃなくて
頭打ったとか…?」
「打ってねーわ。
お前ね
人の頭の心配してないで
自分の頭の心配しろ」
ふふふ 相葉くんは優しい
「カズナリ 来い 帰るぞ」
「はーい
大ちゃん おんぶ」
「ん」
大ちゃんの背中
しがみついた腕に力を込めると
ヒョイと背負い直された
「大ちゃん」
「ん?」
「僕ね」
「うん」
「……」
「どうした?」
「…なんでもない。
忘れちゃった…?
何が言いたかったのかな?」
「知らねーわ」
「だよね あはははは」
僕が熱を出した日
ニノは溺れた
それから
人が変わったみたいに
明るくなった
人なつっこくて カワイイ
もう誰もニノを虐めない
逆に 大野さんや翔さんと
仲のいいニノに皆が
すり寄っていくようになった
いつの間にかニノの周りは
いつも人の輪が出来ていて
笑い声が溢れてる
それでも 日課は変わらない
ニノは相変わらず図書館との後
大野さんの所に入り浸り
ニノと仲のいい相葉くんや
翔さんも古い館に
やってくるようになった
いつの間にか学園の中で
僕らはゴコイチと呼ばれ
日々は平和に過ぎてゆく
夏が終わり秋が来て冬になり
何度か季節がうつろうと
ニノはあまり部屋には
帰ってこないようになった
ほとんど館に入り浸り
そこで過ごすようになって…
「おはよ~」
「あぁ 二宮くん///おはよ
今日は寮でご飯食べる?よかったら」
「「二宮くん おはよー!!」」」
「二宮くん おはよー!
昨日の数学のノートとっといたよ///」
「そう」
「///はいこれ それであの…」
「ありがと じゃね
潤くーん おはよ~」
「おはよ」
ニノはとっても綺麗になった