BLです。ご注意下さい。
相葉さんは少し疲れた顔をしてるニノを
俺から守るように優しく抱きしめた。
からっぽの俺は
「・・・ニノ 俺はお前が好きだったみたいだ。」
「・・・うん。」
「・・・・お前気づいてたのか!?じゃあ何で?・・・・ワザと!?」
ニノの瞳にいたずらっ子のような光が一瞬やどる
「えぇ? 俺そんなにヤな奴?
んー…ただずっと 潤くんが何か言えなくて 苦しそうに見えてた…」
あぁそうだ ニノは俺のことさへもちゃんと見てくれている。
目の奥が熱い。
「…そっか……嫌な奴だ…ははは…」
「…うん…そうだね。
でも俺はね 木材の側に居たのがJでも翔ちゃんでも
リーダーでも 同じ事したよ…」
ニノの人の心を斬るそして包む優しさが ただただ苦しい。
俺は振り絞るように伝えた。
「…ニノ 好きだ。」
「お前 帰れよっ!!」
目を見開いて叫ぶ相葉さんの腕が震えてる。
それを優しくニノが押さえる。
「ありがと 潤くん…潤くんには惨いこと言ってるよね…」
俺は一瞬目を閉じ 軽く息を吸い込む。
涙が滲む前に最後の虚勢をはる
「…帰るわ。相葉さん そんな怖い顔で睨むなって。
でも…俺 ニノの事は諦めないよ
じゃあまたな」
それだけ言って俺は背を向けた。
後ろで 相葉さんが何か叫んでたけど 聞かずに玄関を出る。
よくよく考えれば 人一倍気の回るニノが
俺の気持ちに気づかないわけがない。
そう ニノは正しい。
振る時は徹底的に振ってやるのが相手への思いやりだ。
ただし それで相手が諦めるかどうかは別の話。
……あははは 自虐的に笑ってみた。
マンションを出ると 翔さんが 佇んでいた。
「よっ!夜は冷えるな」
「…なんだ 聞いてたのかよ……」
袖でゴシゴシと目をこすり 涙を隠した。
「うん 途中で俺居ちゃぁまずいかなって思って出たけどな。」
「…情けねぇよな……」
俯いたとたん また涙がこぼれる
ちっせーガキみたいだ。
翔さんの手が ガキの頭をガシガシとかき回す
「飲もうぜ」
強引に腕を引っ張って歩き出す翔さん。
俺もクリスマスで浮かれたイルミネーションの街へ一歩踏み出した