暑中お見舞い申し上げます、という言葉がピッタリな、夏らしい本日の打荘数=10。

先日、オリンピックが開幕した。
それ以来、麻雀を打つか、オリンピックを観るか?の葛藤が絶えない。
何と言っても様々なスポーツの集大成。
4年間、この日の為に血の滲むような練習をし、ニッポンという我が国の旗を背負って最高の雄姿を見せてくれる素晴らしい選手が、必死に金メダルの為に頑張っていらっしゃる。
それでも私には、切って切り離す事が出来ないのも麻雀である。
恐らく、暫らくはこんな感じになってしまうであろう。


さて、そんな本日は早めに終わる為に、早い時間からいつもの『ホーム』へ。

入店すると、久しぶりに来店された、陽気なオッサンが1人(笑)。
何年ぶりであろうか?かなりの月日が経過している。
仕事の都合で転勤されたと聞いていたが、一時的に戻って来たらしい。

『おお!お久しぶりです!』

と声をかけると、

「相変わらずいつも元気だね~~え~~っと・・何君だっけ?」

どうやら私の名前は忘れてしまったらしい(笑)。

名を名乗り、思い出して頂いたところで始まった半荘。
上家に座っていたオッサンからは、まだ日が高い時間にも関わらず、かなりのアルコール臭である。

『相変わらず酒好きなんですか?』

「オレから酒取ったら何も残らないよ(笑)」

昔からこんな感じであるが、それにしては打っている間のマナーは悪くない。
先ツモ・無発声・三味線などは一切ない。

オーラス、オッサンの親番。
私がトップであるが、下家の若者と2300点差である。
アガリ競争の為、私は必死に喰らい付き、何とかトップを守り切った。

すると、上家のこのオッサンは、牌を自動卓に落とし、新たな山を上げ、理牌し始めた。
そして、早くツモれと言わんばかりに私に目で訴えてきた。

『○○さん、精算ですよ?』

「え?南場でしょ?」

『いえ、さっきオーラスだったじゃないっすか~(笑)』

「うそ!?本当に!?」

どうやら東場に何があったか忘れてしまったらしい(笑)


納得いかない様子ながらも、精算を終え、暫らく打ち続けると、半荘6回目。
上家のオッサンは、東3局で既に持ち点700点となってしまった。

このお店では、1000点以下でリーチすると、即チョンボとなり、終了となってしまう。
お店によっては、無効扱いであったり、アガリ放棄であったりするので、私は久しぶりのオッサンに

『リーチしたらトビですよ~大丈夫ですか?』

と声をかけた。

「おお、大丈夫だよ」


その2巡後、上家のオッサンから「リーチ!」

いや・・あの・・だから・・(笑)

「ああ!そうだった!忘れてたよ!アハハハ!」

トビ終了である(笑)。


「おーい!悪いんだけどチューハイちょうだ~い」


このオッサンは、果たしてアルツハイマーなのか、アル中ハイマーなのか?(笑)