梅雨の中休みという言葉はあれど、暑さの中休みという言葉がピタリと合った昨日の打荘数=26。

久しぶりの本格復帰という事もあり、お天道様が顔を見せる時間まで打ち続けた。
つくづく麻雀が好きなんだなぁと、改めて実感した。
まぁ、ただのバカという説もあるが(笑)、とりあえずそこからは目をそらしておこう(笑)。


さて、昨日もいつもの『ホーム』にて。
ここ2ヵ月、私が行かない間に、知らないお客様が増えている。
新規の方が増えるのは、私にとっては非常に嬉しい。

正直、常連客ばかりと打っていると、フリーというよりセットの様な感覚になってしまう。
これはこれで、楽しく打てるので非常に良い事ではあるが、時に緊張感が途切れてしまう事がある。
この勝負に負けたらマグロ漁船などという、小便をチビリそうな大きな緊張感は全く以て必要ないが(笑)、程よい緊張感を欲する事もある。

昨日は、いつものアラフォー2人と、推定60代の、私は初めて打つ最近来店された方と同卓した。
その、程よい緊張感が得られそうな、なかなか見た目が香ばしい方である。

私より先に同卓していたアラフォー2人は、珍しく静かである。
もしかして、程よい緊張感では済まない方なのであろうか?


東1局北家・ドラ中でのスタート。
親は、下家の推定60代の香ばしい方である。

7巡目の私の手牌
三赤五②②⑤⑥⑦234北北中
ここで上家が3牌目の四を河に放った。
私はチーをし、打中。
ドラを打つ事にはなるが、3牌目の四をスルーしたらこの手はほぼ絶望であり、万一リーチされても北を頼りにタンヤオへ移行する手も無くはない。
ここは鳴いておかなければならない。

幸い、中に声はかからなかったが、これを見た下家の方がいきなり『チッ!』と、かなりの大音量で舌打ちを打った。
最初は気にならなかったが、巡目が進むにつれ、『チッ!チッ!』と次第に数が増えていった。
山本小鉄の様なスキンヘッドに、シルクのシャツと黒いスラックス・おまけに人相の悪いオッサンに、『チッチチッチ』と毎回舌打ちされると、さすがに良い気はしない。

程なくしてオッサン(←もうオッサン呼ばわり 笑)から北が出て、2000-500円でスタートした。
すると、ブツブツ何か言いながら『チッチチッチ!』と舌打ち連打である。


オッサンの舌打ちが治まらぬまま局が進み、オーラス親番。
私と対面のアガリトップ争いに、下家のオッサンが満貫ツモ条件という状況。

三三三五①②③⑤⑥⑨北北北
ツモ⑦

テンパイした。
下家のオッサンは、ピンズの一色手。
⑨は状況から鳴かれる可能性は高いが、まさか⑨タンキで勝負するワケにはいかない。
のんびり打ってオッサンにツモられれば3着濃厚であるし、ここは打⑨リーチとする事にした。

予想通り⑨はポンされ、手出しで北。
テンパイしたかはまだ微妙である。
次巡、オッサンはツモ山からツモった牌を見て、本日最大音量の『チッ!』が炸裂した。
少考の末、そのままツモ切り。
何と、赤五である。

『ロン!』

オッサンはラスに転落した。

2半荘目。
この展開、オッサンの『チッ!』が止まるワケがない。
それどころか、先ツモギリギリで牌山に手を伸ばし、河はグチャグチャに乱れ、徐々に打牌も強くなっていく。
そして変わらぬ大音量の『チッ!』。
卓上には、イヤな雰囲気が充満し、重すぎる空気で誰も何も話さない。否、話せない。


この状況を何とかしなければ・・と考えた私。

一三七八九①①②12399

上家が③を河に放った。
私は大音量で『チッ!』と舌打ちをした直後に

『チキチぃ~~~(ニヤリ)』

と言って親指を立てた(笑)。
対面のアラフォーは、大声で笑うのを必死にこらえすぎたせいで、鼻から鼻水を吹き出した。


さすがにマナー違反である・・(反省)
しかし、あの、嫌な重苦しい空気を完全に消し去る事は出来た。
下家のオッサンは、どう感じたか解らないが、程なくしてラス半コールで帰ってしまった。


その後しばらく、卓上では

『チッチキチぃ~~(ニヤリ)』

がプチブームとなったのは言うまでもない。