眠い目をこすりながら、寝不足だから帰ろうと家に向かう途中、明かりにつられて結局打ってしまった本日の打荘数=8。

本日は『0.5ホーム』にて。
明かりにつられてお店に入るとは、まるでブラックライトに吸い寄せられる『蚊』の様である(笑)。
仕事はしっかりやるのだが、仕事中が眠くて、終わって帰る頃には元気になる体質とは一体何なのだろうか?
つまり、麻雀以外はやる気がないという事か?(笑)
否、雀休日でも同じであるから、そんな事はないだろう。
単に、仕事が嫌いなだけなのだろうか?
そんな意識は無いのだが、無意識に、心の奥底ではそう思っているのかもしれない。
根性で仕事をこなしているのだろうか?(笑)


この0.5ホームの雀荘は、レベルが高いので収支度外視で出入りしているのだが、本日は残念な事に『そういう卓』にはつけなかった。

下家=70歳男性
対面=50代中半男性
上家=60代中半男性

このうち、下家の男性は、私の『お客様』である。
久しぶりに雀荘で会い、フリーで同卓するのを喜んでくれた。
私は普段、営業マンでもあるし、それを抜きにしても、この方はとても男気があり、大好きである。
しかし、『麻雀を打つ』状況としては心中穏やかではない。

フリー麻雀での同卓時は、お客様であろうとも、決してそんな私的な事情・感情は持ち込まない。
もちろん、会話は失礼の無い様に明るく応対するのは基本である。
なので、お客様と一緒に打つ事自体は全然問題ないのだが・・

問題はこの3人、話が長くて打牌スピードがとにかく遅いのである。

・・と書くと、まるで我慢の利かない、短気な人間に思われそうだが、そうではない。
本日入店したのが17時半。
打ち終わったのが2時。
つまり、8時間強で打荘数8回=時速1半荘より遅い。
しかも、卓は全自動のアルティマで、である。
フリーでよく打つ方には、これがどれだけ遅いかご理解頂ける事であろう。
場代400円にトップ料100円。
時給1700円以下の卓で、ドリンクをフリーで出してたら、お店は儲かるのだろうか?
人件費・光熱費・アルティマのリース代・おしぼりなどの消耗品費・ちょっとした飴など、全て考慮したら、この卓しか稼働していない・もしくは満卓時となれば、完全に赤字卓であるだろう。
本日はそんな感じではなく、時速2半荘の、私が入りたかった卓=2卓で稼いで頂き、こちらはのんびり行きますかと腹をくくった。

1半荘目 北家・ドラ七。
4巡目に下家の親番男性からリーチが入る。
河を見ると、

一白五西(ツモ切り)リーチ

私の手は

一二四五②④⑥33468北

メンツもドラも赤も無く、当然戦える手ではない。
五が鳴かれたくなかった可能性もあるが、生牌の西をツモ切りリーチなら、七対子などの単騎待ちの可能性は高くない。
あるとしたら、1牌切れの、私の持ってる北あたりか。
五→一と打って、安全牌を打ちながらオリに向かう、そんな構想を2秒で作成した。

対面は、長考に入った。
安全牌は限られるし、ドラ絡みを考えれば、スジである八も安全とは限らない。
まだ序盤であるし、安全牌が無いなら仕方がない、ここは少し待とう。
タバコをポケットから取り、火をつけ、頼んであったコーヒーを飲み、おしぼりで手を拭き、タバコをくわえなおした時、ようやく出てきた牌が、なんと西(笑)。

『安全牌あるじゃないっすか・・(笑)』

私の魂の叫びである(笑)。
いや、もしかしたら、自分の手がもうイーシャンテンとかで、今後の方針として前に出るか出ないかとか、西が対子で仕方なく雀頭を落とす選択をするのに悩んでいたとか、そんな本人にしか解らない『事情』があったのかもしれない。
ダメだ、そんな風に相手を批判する様な考えを持ってしまっては、まだまだ私もヒヨッコだ(笑)。

ようやく対面の長考が終わると、今度は上家の長考である。

私はタバコに火を点けてから、吸い終わるまで約3分。
そのタバコが吸い終わるかどうか?という頃、ようやく私の番が回ってきた。
ツモ九。
序盤の五の裏スジ・ドラのまたぎ、何の武器もなくいきなり打ち出せる牌ではない。
しかも、これを抱えて前に出るとなれば、流局までにテンパイするかも怪しい。
最初の構想どおり、打五とし、オリに回った。
長々書いたが、この間約2秒である。

7巡目、西をツモり、ツモ切り。
16巡目、再度西をツモ(笑)。

やはり、対面の最初の長考は何だったのか、謎になってしまった。
こうなると、下家の手の中より、対面の手の中の方が興味津々である。

結局流局となり、下家の1人テンパイ。
待ちは赤使いのカン六であった。

対面「ああ!やっぱり当たってたのか!」
上家「何だぁ~やっぱり前に出ておけば良かったぁ」
私「残念でしたね」

ポチッとボタンを押して牌を落とし、次の牌が上がって来た時、ふと時計に目を移すと、開始から約10分経過している。


世代が世代なので仕方が無いが、途中、さすがに眠くなってしまった。
私は何とか眠気を覚ます為、ホットブラックを飲んだり、梅こぶ茶で気持ちを落ち着かせたりしようとした。
しかし、寝不足が響いて眠気が取れない。

麻雀は大好きであるが、眠くなる。
つまり、無意識に麻雀を嫌っているのであろうか?(笑)

もしかしたら、根性で乗り切っているのかもしれない。