昨日の無謀な1日から夜が明けて、普通に仕事をこなした本日の打荘数=12。

日曜日と言えど、現代に於いては様々な方が仕事をしている。
便利な世の中になればなる程、休日というのは土・日に偏らなくなる。
今でこそ当たり前の年中無休・24時間営業のコンビニエンスストアも、私が小さい頃は7時~11時ですら珍しく画期的であった。
また例えばDIYは、今や一般客のみならず、様々な職人さん向けに材料を販売する程の品揃えとサービス・価格で、中間業・卸売業としては、このサービスを超える事を要求されている。

本日『0.5のホーム』にて同卓したのは、新規に来店されたニッカポッカ姿の土建業の若者である。
最近、このホームの雀荘は新規客が減っており、私だからであろうか、マスターからたまにポロっと弱音が出てくる。
どんなサービス業でも、新規客が増えないまま売り上げを伸ばす事は、基本的に有り得ない。
何故なら、どんなにファンとなっている固定客と言えど、転勤・引っ越し・環境変化などによって、仕方なくお店を離れる事があるからだ。
その減った分の売り上げを補う為には、新規客を獲得するしかない。
なので、私はホームに於いて新規客には優しくフレンドリーに接している。
固定客になってもらえれば、好きな雀荘の売り上げアップに繋がり、私の行きやすい店が万一無くなってしまう心配も減る。
自分の為である。

その若者とあいさつを兼ねて話していると、土建業も今や土・日の仕事があって当たり前の時代だと言う。
材料の調達がいつでも可能になったのもあれば、客・元請けからの要求・発注が土・日になる事も当然となり、断れば仕事が無くなるという。

大変ですね~などという雑談をしながら、東3局私の親番の11巡目・ドラ②。

一一七八九⑦⑧⑨789白白

赤が5の麻雀において、赤を使わないチャンタ系の手役は普段狙わないが、配牌・ツモがたまたま端に偏り、後れ馳せながらテンパイした。
当然リーチを打った。

私の河には比較的中張牌が多めだったせいか、下家のニッカポッカの若者は、いきなり無筋の中張牌をノータイムで河に放った。

随分強いなぁ・・高い手でも張ってるのか?

と心の中で思いつつも、一発でツモれず。
そしてリーチ後の2巡目、またもや無筋の中張牌をノータイムで河に放った。
対面と上家は、これを見てかオリを選択し、流局となった。

どんな手が入っていたのだろう?
赤が3牌とか、タンピン系の高い手か?と思い、私より下家の手に興味津々であった。
しかし、予想を裏切り、下家は手を伏せた。
もしかしたら、暗刻などで壁が出来てて、実際には通しやすかったのか?などと考え、次局に進んだ。

二四九九九⑤⑥⑦⑦⑧⑨赤55

5巡目・ドラ中。赤1枚あるのでリーチを打った。
すると下家の若者は、また一発目から無筋を打ってきた。
そして9巡目、下家が追い掛けリーチを打ってきたのである。
親番は私であるが、待ちが悪いせいもあってか、威圧されている気分となった。
そして17巡目、下家はツモりあがった。

①②⑥⑦⑦⑧⑧⑨345南南

500-1000一本付け

③の根拠は無さそうである。もしや・・


下家の若者は、半荘8回でラス半となった。
見た目も麻雀も真っすぐなこの若者、恐らく普段もこんな感じなのであろう。
麻雀に於いては、真っすぐ行きすぎて、今日の様に大敗を喫する事もあるが、もちろん大爆発する事もある。
潔く、真っすぐな礼儀正しいこの若者は、固定客となってくれるだろうか?
一緒に打っていて、あまりの真っすぐさに気持ち良さを感じ、また一緒に打ちたいと感じた。
今後が楽しみである。