春風吹き荒れるも車内の暖かさに眠気を誘われ、目をこすりながら過ごした本日の打荘数=14。

昨日、放りっぱの留守電を恐る恐る聞いてみると、意外にも少なく、スムーズに予定が終了した。
本来、今週一杯は日本に戻らない予定だったので、そのせいもあるかもしれない。
主要取引先には、出国前にTELをしてあった為、1件も無かった事が幸いしていた。

さて、本日は『ホーム』にて。
昨日、打荘数が少なかった為、気合いを入れて打ちたいところであるが、明日(もう本日)は付き合いで出掛けなければならない為、多少の睡眠を考え、2時までとした。

いつものように案内された東発西家、いきなりのチャンス手。

赤五六六七七③④赤⑤456南南
ドラ五

リーチで八を一発ツモ→裏に東がいて、4000-8000の2500円通し。
いきなり気分は上々、勝手に本日は大勝の予感を抱いていた。

順調過ぎの3連勝で迎えた4半荘目。
既に500円分の価値となるチップが箱に入り切らない程のてんこ盛り状態である。
およそチップだけで40枚は浮いているだろう状態。

東2局南家、3巡目に北家からリーチが入ったが、安牌の全く無い状態に、赤が2枚あった為、もう完全無視である。
無スジを河に投げ放題、7巡目に追い付いた。

一二三四四赤五六赤③④⑤⑥⑦⑦ ツモ七 ドラ一

赤⑤が2牌あるこの店、②⑤⑧待ちなら、リーチでツモなら最低ハネ満から、赤をツモなら裏1枚で倍満である。
当然の打⑦追い掛けリーチを打った。
もう完全にゴリ押しである。

落し穴は、決まってこんな時にポッカリ開いているものである。
リーチ→タバコに火を付け、オレンジジュースを口にし、一発目。

「ツ・・あ!」

・・言ってしまった。
「すみません」と謝り、罰符を支払った。
あまりの高揚に、一発目の触ったほんの僅かなな一瞬のマルの感触が⑧だったので、思わず「ツ」と言ってしまったのである(笑)。
F1の予選でポールポジションと2番手の差程度の、さらにほんの一瞬の時間で⑧ではなく、⑥の『隙間』を認識した。
全てを伏せたまま、点棒を支払った為、理解出来ない同卓者もいたが、盲牌をミスした事を告げた。

⑥と⑧を間違えるなど、普段では有り得ない事である。
このお店のアルティマで使用されている赤五と赤⑤×2については、彫りの深さのほんの僅かな違いで、盲牌で赤か黒か解る程、微妙な感覚を持っているが、何故「ツ」と言ってしまったのだろうか。
あまりの調子良さに、一発でツモる予感でハイになっていたからかもしれない。

それより、もし対面さんのリーチに⑥が放銃となっていたら、完全に最低なチョンボである。
その真意は解らないまま、恐縮ながら4回目の半荘もトップで終了した。

こんなチョンボをしたのは、何十年ぶりであろうか?
そんな日に、1日での祝儀最高獲得記録が出来てしまったのも、なんともはや・・