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kichi ’s World Review

SF、音楽等、個人的こだわりの作品レビュー。

「戦闘妖精・雪風」 神林長平

先日、トム・クルーズで映画化というニュースが流れた作品。2009年までに三作が発刊したが、物語は未完?である。主人公のパイロットは日本人の設定なので、50歳のトム・クルーズ主演は無いと思うが何が起こるかわからない。
 30年前、南極大陸に突如として出現した異空間を通じての異星体(異星人では無い)の侵攻に対抗すべく、人類は異空間の先の惑星フェアリイに前進基地を造り、FAF(フェアリイ空軍)として防衛活動を行う。    

 敵の存在が生物であるかすらも判らず戦争を続ける中、特殊戦と呼ばれる部隊が創設され、情報収集・記録にのみ特化し、味方の部隊が撃墜されても干渉せず、基地への帰投のみを任務とされた非情とも言える集団の中の一機が「雪風」とよばれた高機動・電子頭脳搭載戦闘機である。
 異星体の正体、人工知能と人間の共存等がこの作品のテーマであるが作品を追う毎に複雑さを増し、観念的な描写が多くなっている。どこまで描き続けられるか期待していきたい。

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