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kichi ’s World Review

SF、音楽等、個人的こだわりの作品レビュー。

クラッシャー・ジョウ「水の迷宮」 高千穂 遥


 77年から続く、日本のスペース・オペラの代表作、8年ぶりの最新刊。
 

宇宙のなんでも屋で違法行為以外の仕事は謝礼金に不足が無ければどんな要望にも答える、クラッシャーと呼ばれる集団の中でAAA級のチームが、リーダーのジョウ、美少女アルフィン、サイボーグのタロス、リッキーの4人である。
 水の惑星で先史文明遺跡調査チームの護衛を依頼されるが、敵対する二つの勢力の思惑で戦闘に巻き込まれてしまう。大陸の無い惑星、人口生命体、水中戦特化の兵器、先史文明の謎等、魅力的キーワードが今作も満載である。

 ついでに既刊と姉妹作、ダーティー・ペアまで22冊、一気読みをしてしまったが、作者のストーリーテリングと描写がスピィーディーなので、コミック以上に視覚的に引き込まれてしまった。30数年続いているシリーズなのに、初期の頃からとの違和感が全く無いのが素晴らしい。安彦良和さんのカバーと挿絵も良く、過去、映画化されているが、映像作品が見たいと改めて感じた。



水の迷宮 (クラッシャージョウ)/早川書房
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