ある日どこかで リチャード・マシソン | kichi ’s World Review

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SF、音楽等、個人的こだわりの作品レビュー。

「ある日どこかで」 Somewhere In time リチャード・マシスン


 ’80年にクリストファー・リーブ、ジェーン・シーモアで映画化。密かな感動の名作と呼んでいい作品だと思う。
 脳腫瘍で余命数ヶ月と宣告された脚本作家が自分探しの旅の途中で、古びたホテルに宿泊し、19世紀に名を馳せた過去の名女優のポートレイトに惹かれ、成就し得ぬ恋に落ちる果てに過去へのタイムトラベルを実現するが…と言う設定。
 驚くべくはそのタイムトラベルであるが、これができるなら世話は無いと言う位の超自然的な方法で行われる。その他指摘事項は多々あるが因果律の円環で仕立上げられた物語は美しさと言う点で鑑賞に耐えうる物だと思う。
 宝塚でも舞台化されたらしい。確かに視覚的魅力に溢れているかも。


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