朝から息子が遊びに出かけていたんだけど


夕方帰ってきてご飯食べてる時、食も進まずなんか雰囲気が違ってたので


「どうした?またなにかメンタルに来ることがあったんか?」


そこで息子から今落ち込んでいること、海自退職後の仕事がまだ決まっていないことへの不安、そして何より息子が軽蔑して反面教師にしている父親と同じ「転職を繰り返し借金をする」になりそうで怖いと心情を吐露してくれた。


話すことで楽になるからと徹底して聞き役になり、言葉にできない不安や怒りをしっかり吐き出させた


「若いんだから回り道をしていいから色々やってみたら?」

「そうやって仕事が合わんから辞める〜を繰り返したのがお父さんじゃん。若いうちからそうやっとったけ転職癖がついてどこにも長く務められんで信用がなかったんじゃん。あんな風には絶対になりたくないから、仕事は慎重に選びたい。でも自分に何ができるか分からない。何が向いてるかも分からない。」

「人はね何ものにもなれるけど何ものにもなれんのよ。与えられたところで全力を尽くすだけなんよ。そしたら結果何ものかになってるだけ。あんたは体を動かす仕事が向いてるから製造業がいいと思うよ」

「工場はお母さんが派遣の時散々ブラックっぷりを聞かされとるけ、そんなところに行きたいと誰が思うんね。実際お母さんも続かんで辞めよったじゃん」

「確かにね……工場もね、残業が毎日3時間あるのが当たり前ってのがねぇ……週に1、2回ならいいけど毎日残業で週5はキツいわ。しかも交代制の夜勤ありだし」

「海自が紹介してくれた仕事先は全部落ちたし、上司は真面目に転職活動してないから落ちたって責めてくるし、そもそも面接で正直に話したら落とされるっておかしくないか?嘘言って偽って採用されて、後でモンスターじゃったってのが会社としては迷惑なんじゃないん。仕事が出来るけど和を乱す人と、仕事は出来んバカじゃけど和が保てる人じゃったらどっちを会社は選ぶん」

「和を保てる人じゃろう」

「でもバカなんよ?仕事出来んのよ?」

「バカでも丁寧に育てれば仕事はバカなりに覚える。でも協調性のない人は害にしかならんけ、そういうのは組織には要らんのよ」

「でも実際の職場ではパワハラはあるし、それでお母さんも今回また仕事やめるじゃん」

「そうなんよね……本当なら辞めるのはあっちの方なのにね」


自分勝手に生きる者が得をする社会の矛盾にお互い不満を吐きながら、美味しい和菓子とお茶をいただいてたら息子も落ち着いてきて、会話も次第に趣味の話へと移り、ガンダム種映画とガンプラを熱く語るいつもの息子に戻ったので一安心した


春から私も次の仕事に就く

今度は目標が3つありそれを達成しないうちは辞めない


1、200万目指して貯金する

2、息子と親父に借りた金を完全返済する(利子付きで)

3、「範馬刃牙」のBluRayアニメ全話を買う


しょっぼいな


とか言わない


身の丈にあった、ちゃんと達成できるものを目標にしたのできっと大丈夫


私の悪い癖は「でかい目標を掲げる」

身の丈と実力がともなってないのでいつも挫折する

繰り返さないためにもハードルは低く

そして達成のために日々努力する


息子も私も春からの未来がまだ見えないけど

人生そんなにずっと霧の中ではないと思うので悩みつつも希望的観測をしながら生きるのだ


悩みすぎない

あと人に話す

息子が話を聞いてくれた1週間でトゲだらけで疑心暗鬼になって周りは敵しかいないってささくれてた心が穏やかになったから

今夜ささくれてた息子の心は落ち着いたかな?


お互いに春から運気が良くなるといいね