なんで日本ではドアを開けたまま次の人のためにドアを抑えておかないの?

 

日本には日本のやり方があって、必ず理由がある。なんで日本はこんなんなの?ってがっかりするのではなくてそのワケを毎度考えてみよう。

公共の場所に入ろうとしてそこが自動ドアではない場合、自分でドアを開けて後ろを見て次の人がいればドアを開けたままにして、その人がドアを開けなくてよいようにドアの取っ手を引き継ぎます。日本の外の国では、少なくとも自分が住んだ国々、行った国々では、そうです。で、日本に帰国してそれをやると自分=ドアマンになっちゃう。ほとんどの人がそうはしないから。でもこれにはワケがある。日本の文明度が低いからではない。日本人が失礼な人々であるからでもない。そんな訳ない。それは多分、①日本のドアは横にガラガラと開けるものだったから。②後ろからくる人を急がせてしまう、急がなくちゃという気持ちにさせてしまうから親切ではなくなってしまう③日本では人に親切にすると、それがどんなに小さな親切でも、親切された人が借りを作らされてしまう。後に続くが借りを作らされてしまって負担感をもってしまう。だから敢えて親切にしない方が親切、というのがある、ように思う。