日本語を教えていることが英語上達につながっています


日本語を学ぶ人には英語を話す人もいてるから、

英語が共通語になるから、そこで英語を使うチャンスがある

上野泰子さん 70歳  大阪府堺市

今回はかれこれ5年のお付き合いになる上野泰子さんです。泰子さんは沢山の国にご旅行をされていて、現在は日本在住の外国人に日本語を教えていらっしゃいます。泰子さんの英語勉強方法をお伺いしてみました。

 

英語を習得したいと思ったきっかけ
世界の多くの国で使われ話されている言語なので、英語を習得することによって色々な国の人達と交流したいと思った。もともと英語に対しては興味がありました。徐々に小学校教育の中でも(泰子さんは小学校の先生でした)英語が必要にもなってきました。でも当時は時間がありませんでしたので英語は退職後に始めました。


具体的な学習方法
先生の教材やプリントを復習したり、ラジオ英会話を聞いています。以前は高価な教材を買ったりもしましたが、なかなか続きませんでした。ラジオ英会話はシンプルでテキストも薄いし安い。今迄は聞くだけだったのですが、聞きっぱなしではいけないので教材を買って読んでいます。それから英語アプリで語彙を練習しています。

また以前には週に一回、英会話同好会に参加していました。先生はいなくて、日本人仲間同士で発表したり、話題を決めてグループで話し合ったりしました。ラジオ英会話のテキストはこの教室で使っていたのです。

 

 


出来るようになったこと・上達したこと
外国人の方と臆することなく簡単な会話が出来るようになった。


英語ができるようになってよかったこと・気づいたこと
英語で会話やメールやテキストをする機会を通して相手の国の文化・生活習慣や思ってることや彼らの興味等を知ることができました。


更に伸ばしたいと思うところ
リスニングが苦手で語彙が聞き取れません。そしてすぐに忘れてしまうので、今後もReading & Listeningに力を入れたい。会話では聞かれたことに対して即答できるようになりたい。


今後の目標
あまり時間がないのですが、やはり色々な会話のチャンスを作りたいと思っています。会話をもっとやりたい。そのためにはリスニングが必要。でも聞いてばかりでもダメなので、自分で話すことをしないといけない。読むのも好きですけど、なかなか自分で洋書を買って読むのは、これはもうちょっとハードルが高いんですね。 


日本語を教えていらっしゃいますが、そこに英語学習のヒントはありますか?

日本語を教えるときは、自分が英語で困っていることに出来るだけ気を付けています。生徒さん達は教室にきて一生懸命日本語を話されます。会話は経験です。(日本語)文法はテストを受けるためには大事ですけど、日常的な会話がしたいという目的の人もいてるので。そのためには教科書に載っているような語句ではなく、普段の会話に活かせる語句なんかが大事だと思いますね。買い物や色々な場面などの会話練習を重点的にやっています。

日本語教室では日本語レベルがゼロの人が英語をよく喋りますね。日本語を学ぶ人との共通語は英語なのです。ですから英語を使って教えます。向こうも英語で話しますのでね。こうして英語を話す人もいてるから、英語が共通語になるから、そこで英語を使うチャンスがある。日本語を教えていることが英語上達につながっています。

外国人の生徒さんに日本語を教える際には、できるだけ易しい日本語で教えることが大事と言われています。でも、少しでも英語に触れたいと思っているので、つい、相手がわからない語句など、英語を使うことがあります。これは、よくないことですね...。意味のわからない英語の語彙が出てきたら、易しい英語に置き換える、表現するなどしてみたら、英語のよい勉強になるかな?と思っています。


-------授業では-------
泰子さんは日本語を教えていらっしゃるので英語を使う機会が非常に多い!ご本人はもっと会話が出来るようになりたいとおっしゃっていますが、やはり既に話せる方がもっと上達するというのが難しいのです。授業ではリスニングとオンライン上の記事を読んでそれについて英語で話し合っています。泰子さん、そして私もお薦めの「ラジオ英会話」を是非お試しくださいね。