インドのすごいところ | 吉祥院 ~茨城県石岡市(旧八郷町)で約900年続く真言宗豊山派のお寺ブログ(お坊さんのことば)~

吉祥院 ~茨城県石岡市(旧八郷町)で約900年続く真言宗豊山派のお寺ブログ(お坊さんのことば)~

茨城県石岡市にある真言宗豊山派の摩尼山吉祥院です。
ふるさと茨城路百八地蔵尊霊場第九十一番札所に指定されており、
開山約900年の歴史を持つ由緒ある寺です。
境内の四季折々の風情や仏教について、幅広い情報を発信するお寺ブログです。

仏教では、すべてのものは「空」である

という考え方があります。

 

「空」とは、

実体がない、

我は存在しない といった意味です。

 

私たち1人1人が独立して成り立っているわけではなく、

社会や環境と繋がって初めて成り立つという考えです。

 

(空については、今後も詳しく説明していきたいと思います。)

 

話は変わりますが、

数字のゼロを数として認識しだしたのは

紀元5世紀ごろのインドからだそうです。

 

それまで、数字はモノを数えるために使われてきました。

よって「0個のモノ」を数えることはないため

0を数字として認めることはなかったそうです。

 

インドで始まった仏教で「空」という考えが生まれ、

インドで数字の「ゼロ」を初めて認識した・・・と聞くと、

因果関係を感じずにはいられません。

 

インドの方々は何もないことが必要なのだという認識が

昔から強いのかもしれませんね。

 

 

文責 管理人