法然上人の御忌大会(ぎょきだいえ)に参列しようと思ったきっかけは

菩提寺から総本山知恩院御忌大会参列のお誘い。

という案内を頂いたことからでした。

 

その内容は

御忌法要参列。参列後は〇〇〇ホテルで昼食会。

そして菩提寺とゆかりの深いお寺を1ヵ寺参拝するバスツアーというもの。

檀家さんは旅費5000円ポッキリ照れ(半分はお寺が負担して下さいます)

絶対絶対絶対参列したい内容だったのに・・・

 

ふじんかい総会の為(なぜか小文字笑)

出席出来ず涙を飲みました笑い泣き

 

ならば、

 

と、色々検索した結果

知恩院(18~25日)・知恩寺(23~25日)で

数日にわたり御忌法要が続く事が分かったので日程を調整したのです。

 

 

計画は知恩院御忌法要参列後、知恩寺大念珠繰りに参列。

 

ところがこの日、朝から大ハプニングが起き

京都への出発が遅れた為、

知恩寺御忌法要・大念珠繰りに参列→知恩院で午後からの逮夜法要参列に変更。

 

ということで、まず知恩寺さんへ。

(画像はHPよりお借りしました。)

 

到着した時、

11時からの御忌法要が始まったばかりで

僧侶の方が入堂されていました。

広い御影堂の中に僧侶の方が150~160名はおられたと思います。

 

私は一般参加なのでお堂の後ろの方で座らせて頂きました。

 

とても立派な御影堂!!

装飾や彫刻をキョロキョロ←←←

 

御影堂の法然上人像はつややかでとても美しい印象でしたキラキラキラキラ

 

御忌法要が始まり声明(しょうみょう)が厳かにお堂内に響き渡ります。

 

んんっ!!!真顔真顔真顔

 

御影堂の奥の方にひと際目をひく

大きな大きな掛軸「南無阿弥陀佛」が掛けられていました真顔

(頂いた小冊子より)

 

インパクト強すぎますっびっくりびっくり

というかお軸なのに目ぢから半端ないです真顔真顔

 

後から分かったのですが、

これは「大利剣名號軸」といって、御由緒があります。

 

後醍醐天皇の元弘元年、京都で大地震が起き、悪病が流行しました。

天皇は深くご心配され、諸寺社に勅を下し

祈祷をせしめられますがおさまりません。

 

そこで知恩寺第八世空圓上人に

悪疫退散祈願を修行するよう勅命を下されます。

空圓上人は参内し、

宮中秘蔵の弘法大師御筆の「利剣名號(りけんみょうごう)軸」を

掲げて7日7夜を期して阿弥陀仏の御名を唱える事百萬遍。

 

またその護符を広く人々に授けて門戸に張りつけるよう勧めます。

 

その効力が大変高く、悪疫は止んだといいます。

天皇は御感のあまり「百萬遍」の勅号と大利剣名號軸及び、

540顆の大念珠を下賜されました。(得意のざっくり)

 

 

法然上人の札所で

弘法さまの御筆のお軸を拝することができるとは・・・

(というかこの時点で知りません笑)

 

 

空海御手型が添えられています。(気づきたかったーーーー笑い泣き

(百万遍大念珠繰りの時に掲げられるとか・・・)

 

とにかくすごいパワフルなお軸だったのです真顔真顔

 

約一時間半位たった頃でしょうか、

一枚起請文(いちまいきしょうもん)を参列者全員で唱え

御忌法要はおしまいです。

 

法然上人が説かれた浄土宗というのは

お釈迦様の教えの中にある

「南無阿弥陀仏」と唱えることで

誰もが極楽浄土へ行くことができる、

という事を広く世に説かれた教えです。

 

それまで仏教は位の高い人達のものであったものが

この教えのおかげで

階級を越えて世に広まりました。

多くの人々、

女性や罪人までもがその教えで救われたことでしょう。

 

法然上人のお慈悲の深さと偉大さをひしひしと感じます。

 

 

 

続いてお堂内の壁面に掲げられた

大念珠(1080顆)がおろされました。

 

200m?はあるとお聞きしましたがはっきりは忘れました汗

 

参列者がお堂内一杯に広がってこの大念珠を繰るのです。

 

「広がって下さい」とご案内される僧侶の方に

私は見えない紐で引っ張られるように笑

どんどん内陣近くに入っていきました←←←謎!!笑

 

今思うと大利剣名號軸のお側です照れキラキラ←←←

 

ここで大念珠を内側と外側から座って皆で繰りました。

私の見えない紐で引っ張られ移動した場所の周りは

お坊さんばっかりです←←←汗汗

 

「南無阿弥陀仏」とゆっくりゆーーっくり唱えながら

大念珠を繰ります。

時折、大きな顆が廻ってきます。

中に阿弥陀さまがおられる御顆です。

 

その御顆が手元に巡って来た時は大きく掲げるようにします。

 

どれくらいの時間、繰っていたか分かりません。

 

廻りの僧侶の方々が汗だくになられていました。

もちろん私も。

 

この大念珠が途中生き物のようにうねるのです真顔真顔

 

そして非常に重い。(数日間は筋肉痛でした)

 

この法要に参列でき、本当に有り難いです(。-人-。)

 

考えてみたら朝からの大ハプニング。

Dさんが忘れ物をしたのです。

 

それを市内まで届けに行かなければなりませんでした。

 

今思うと知恩院の法要に間に合わなくなったけれど

知恩寺さんの御忌法要に間に合った事、

この大利剣名號軸を拝観出来た事、

大念珠繰りに参加出来た事、

全てが吉となったように思いますおねがいキラキラキラキラ

 

法然上人に思いを馳せる一日となりました。

この後、お説法を頂きお寺をあとにします。

 

 

大本山百萬遍知恩寺 御影堂

法要後なのでバスで来られた檀家さん達が写真撮影中です。

 

釈迦堂(本堂)

御本尊 釈迦如来座像(丈六)

 

釈迦堂前にも利剣名號の碑

強いです真顔 強すぎますっ

 

 

勢至堂

 

納骨堂

 

阿弥陀堂

 

西門

 

たまたま手にした散華が色違いでした音譜

 

黄色の散華はこの利剣名號守とセットで拝受しました(。-人-。)

 

知恩寺さんの御朱印

 

祖母の納経帳

 

 

 

知恩寺さん、御廟へも参拝できていなくて(墓地の奥でした)

またお参りしたいお寺さんですキラキラキラキラ

 

HPで確認しましたら、

利剣名號軸(床の間サイズ)が予約注文できるようです。

四国八十八ヵ所のお軸が完成したら

予約発注したいです真顔キラキラキラキラ

 

 

いつもご訪問ありがとうございますおねがいキラキラキラキラ

 

長い長い記事を最後までご覧下さり

本当に感謝です(。-人-。)

 

今日も素敵な一日をお過ごし下さいおねがいキラキラキラキラ

 

 

知恩寺