私の住む地域には、いまだ婦人会というものが存在します。

深く深く深ーーーく(何度も繰り返す)JAと繋がる地域特有の組織。

 

その婦人会で毎年春に日帰りバス旅行がありまして行ってきましたバスもくもく

 

行き先は京都きらきらきらきら

 

七宝焼き体験をし

 

平安神宮へ参拝!!

 

5月分の花御札は昨年に授与頂きましたので

今月のお参りは見送っていましたが、このご縁に感謝ですウインク

 

ちなみに5月の花御札は「菖蒲」

左:菖蒲(5月) 右:竹(6月)

雨の平安神宮は初めてでした。

いつも違った表情を見せて頂ける平安神宮です。

 

その京都へ向かうバスの中で

ご近所のお姉さま方と話題に上がったのが

西国三十三所霊場巡りと

四国八十八カ所巡り。

 

驚いた事に殆どの方が西国結願者でしたびっくり

 

ご近所さんは

ほぼ全て同じお寺さんを菩提寺に持つ檀家さんの集まりで笑

昔はこのお寺から巡礼バスツアーが出ていたほどなので結願は納得電球

 

私達檀家には観音講という

西国御詠歌をお唱えするお勤めもあり

(最近の葬儀の形態から自然消滅しましたが)

皆一緒に、もちろん私も

数年前まで御詠歌の練習に通っていたり、

西国三十三所との関わりも深くやっぱり納得電球

 

その西国巡礼を最近始めたというご近所のお姉さまがいらして。

 

きっかけが仏壇の引き出しから

昭和6年と書かれた西国の納経帳が出てきてびっくり

満願されていなかった為、

ご先祖様のご遺志を継いでご主人と満願しよう!となったそうなびっくりきらきらきらきら

 

西国巡礼を始められてから

ご夫婦仲がとても良くなったとおねがいきらきら

お互いを思いやりギクシャクする事がなくなって

これもお参りのご利益やわおねがい とおっしゃってました。

 

爆  笑爆  笑爆  笑合掌

 

 

 

そんな話で盛り上がりながら

東山のSODOHで昼食。

お庭の素敵なイタリアンレストランでしたはーと

美味しかったですきらきらきらきら

近くの高台寺、通り過ぎただけなのでぜひ行ってみたいと思いました。

 

で、その仏壇の話しが気になって気になって・・・笑

 

私も帰宅して開けてみよう!と思ったのです。

 

前から仏壇の引き出しには

昔の家の登記簿が入ってるとか

ヘソクリが入ってるとか

株券が入ってるとか・・・笑

 

色々耳にはしていたけど

そんなものウチの仏壇には入ってません真顔

下の段には・・・。

 

 

 

けど

 

 

 

ずっとずっと気になっていた

仏壇前で座らないと見えない

祭壇の下の小さい引き出しがある。

 

 

幅15㎝位、

高さ5㎝位の引き出しが3つ

横に並んでる。

 

 

毎日仏壇に手を合わす息子も父も妹も知らなかった引き出し。

 

 

そこを開けてみた。

一つ一つ順番に。

引き出してみたら奥行きは40㎝はあったと思います。

 

 

すると空っぽのはずだ。  と思っていた引き出しから

 

 

スーパーの袋に入れられた

善光寺さんの古いお札と散華が出て来た。

きっと遠方の為、お礼参り行くことができなかったんだろう。

いや逆?

西国のお礼参りに行った時のものなのかな?

今となっては分からないけど。

 

 

他には

大きな書簡の感謝状が4通。

 

4通ともに知恩院からのものでした。

名前は祖父のものが3通

父の名前のものが1通。

 

 

他には

知恩院の三門昭和平成修復慶讃法要記念集印帳

 

 

知恩院の散華の袋が数枚。

 

 

箱に入った数珠が沢山。

 

 

全部知恩院と書いてある。

 

 

その他に

古い戸籍謄本が出て来ましたびっくり

 

マジかーーー

と、思いましたが笑

祖父の両親、兄弟のもののようでした。

(隠し子がいたりしなくて良かった爆  笑

 

 

 

そして

またまたスーパーの袋に包まれたものが出て来ました。

 

 

透けてみえる感じから嫌な予感がする。

 

 

そろっと開けてみたら

御朱印が押された白衣だった。

祖母の名前が入ってる。

法然上人の札所の御朱印が押されてる・・・。

 

 

何でこんな所に?

 

 

祖父が亡くなった時、

開かずの間の箪笥から(昔たばこの葉を乾燥させていた乾燥室らしい)

祖母が出してきたのは、

もうカビなのか汚れなのか分からない、

黒ずんで色の変わった汚い、

けれども明らかに無地の着物に朱色の印が押されているもの。

 

それを柩に入れた。

 

 

 

祖母の時もそう。

 

 

 

祖父の白衣を出してきた引き出しから

同じような黒ずんで色が変わった

白衣を出して柩に納棺した。

その白衣が西国のものだったのか、

今となっては分からないけれど、恐らくそうだろうと・・・。

 

 

こんなに汚れててもいいんですか?と

その当時訳の分からない私は葬儀屋さんに尋ねた位。

それほどひどい汚れのものだった。

 

 

葬儀屋さんは「まだ綺麗な方ですよ」と・・・

その当時はそんなものかと思っていたけれども・・・

 

 

仏壇の前で

何で?

何でこんな誰も分からん所にしまってたん?

何であの白衣と同じ場所にしまってなかったん?

 

 

祖母の名前の書かれた

白衣を改めて手に取って

仏壇前で大泣きしました。

 

 

ごめん。おばあちゃん。

ホンマはこれを柩に入れて欲しかったんよねって

 

 

一生懸命巡礼して大切にしまってあるのに

その尊い白衣を

持たせてあげる事ができなかった。

 

 

暫く懺悔の気持ちで動けませんでした。

 

 

 

 

 

白衣とともに

法然上人二十五霊場納経帳も出て来ました。

 

 

以前にもここでご紹介した事があるけれど

我が家には法然上人二十五霊場の掛軸があります。

 

 

法然上人の霊場を巡っていたら

御朱印帳や白衣があっても不思議じゃないのに

何でこの引き出しを開けなかったのか。

 

 

それとも今がその時なのか。

 

 

法然上人霊場の納経帳はお礼参りはされていたものの

遠方の場所を含む三カ寺が空白になっていました。

 

もうバスツアーで出かける事が難しくなって

この引き出しにしまっておいたのかなぁ・・・

 

ふと、この白衣は先祖供養の為もあったのかなぁと

この記事を書いていてそう思いました。

 

仏壇に御朱印帳や御影帳を収納しておくと

ご先祖様が喜ぶと聞いた事があるので。

 

 

熱心な仏教徒だったおばあちゃん。

私達が小さい頃から

木魚の音と読経の声は日常の一部で。

 

月に一度、お寺の御詠歌練習を欠かさなかった。

(途中から私が受け継いだけれども。)

 

お墓参りに行く時も

ご先祖さまのお墓だけではなく

迎え地蔵さま、

六地蔵さま

全てのところに自分で育てたお花をお供えする

そんな人でした。

 

戦中この家にお嫁に来て

家族の為に毎日畑に出て

働いて働いて・・・

 

私と妹を幼い頃から母の代わりに育ててくれました。

 

そうやって年を重ねて・・・

 

祖母の後姿を改めて今また見つめています。

 

 

あの白衣はあのまま仏壇に収納しておこうと思いました。

気が付いて良かったおねがい

 

 

おばあちゃんありがとうおねがい合掌

 

 

ちなみに以前も思った事だけど

法然上人二十五霊場

お参りしたいなぁと素直に思いました。

 

 

空白だった遠方へは父も誘ってみようおねがい電球

 

 

知恩院へも家族でお参りに行かなくては。

 

 

今回色々気づきを頂きましたおねがい合掌

 

 

祖母の御朱印帳の内容についても機会があれば

ご紹介できたらなぁって思っていますウインク

 

一番、二番、四番の御朱印が押されていませんでした。

 

 

 

浄土開宗八百年慶讃記念散華

 

 

三門昭和平成修復慶讃法要記念 

平成4年4月17日となっています。こちらは床の間に飾ってあるものです。

 

 

裏面

 

こちらは善光寺さん

 

こちらが祖母の白衣

 

 

いつもご訪問ありがとうございますおねがいはーと

 

もうすぐ大型連休に突入ですね。

素敵な休日をお過ごし下さいきらきらきらきら