那谷寺開創１３００年を迎え
秘仏御本尊 十一面千手観音菩薩像が御開帳ということで
車を走らせ行ってきました
大きな駐車場は観光バスを含めほぼ満車状態
駐車場奥に注連縄鳥居。
仁王門 扁額は「自生山」と書かれています。
古くはイワヤ寺といい、白山遥拝所となりました。
今より魂が生まれ変わり、この世で罪を洗い流し新しい自分に生まれて
白山のように美しく、出直す事を祈る禊の聖地です。（那谷寺の信仰）
阿吽の仁王様が守護されています。
案内看板の十一面千手観音像は金堂に鎮座されています。
（秘仏は本殿です。）
山門をくぐってすぐ左手にその金堂華王殿（けおうでん）があります。
平成２年６５０年ぶりに再建されました。
香炉前の角塔婆に触れると紅白の観音綱を通して御本尊とご縁を結ぶことができます。
御本尊 十一面千手観音 木曽檜寄せ木造り７．８ｍ
圧巻の十一面千手観音像でした
まだ新しく色彩も美しかったです
この観音様がいずれ５００年、６００年と時を超えていくのですね・・・
金堂華王殿から特別公開中の書院、庭園へと繋がっています。
書院庭園は名勝指定園となっています。
苔の庭園が雨に濡れイキイキとしていました
書院奥の庭園は「琉美園」
素晴らしい庭園です
三尊石
阿弥陀三尊のご来迎に似ていることから名付けられました。
三尊石の右下手前には弁財天さま
庭園散策後、金堂華王殿から出て、左手には普門閣
ミュージアムショップ、宝物館となっています。
苔の中、ひっそりと阿弥陀三尊石碑？でしょうか
本殿に向かって歩いて行くと
奇岩遊仙境。 ハロウィーンのおばけのようにみえます
おばけの歯に見えるのはこちら
観音浄土補陀落山（ふだらくせん）を思わせる天然公園は
現世のパラダイスとして大切にされてきました。
本殿への山門が見えてきました
美しい
紅葉で趣があります。
平成２６年に「おくのほそ道の風景地」として国名勝に指定されています。
山門をくぐると
不動明王の霊水
この霊水を腕輪念珠にかけるとパワーアップするそうです
ここに立っているだけですごい風圧というかパワーを感じます
お寺の中でもパワースポットになっているようです
すぐ横には稲荷社
本殿が見えてきました。 美しい～～
西国三十三所の
一番札所 紀伊の那智山
三十三番札所 美濃の谷汲山の各一字を取り那谷寺とされました。
狛犬さん
写真が沢山ある喜びをかみしめております
本殿から見た景色
良い季節に来ました
本殿は岩窟中腹に建てられ
泰澄神融禅師が夢に見られた十一面千手観音菩薩を自らお造りになり
洞窟内に安置されたそうです
３３年ぶりの御開帳です
岩の洞窟を母の胎内とし、巡ることでウマレキヨマル事を体感できます。
現在御本尊は厨子の中に安置されていました。
大阪から車で３時間半
Dさんと途中運転を交代しながらも
来てよかったねと何度も繰り返しました
ここから生まれ出る感じ。
白山のように白く清まったかしら・・・
順路を進み三重塔へ。（重文）
胎蔵界大日如来さまが鎮座されています。
寛永１９年（１６４２年）建立
ふうげつ橋を進むと
絶景ポイント
奇岩遊仙境を展望台から
那谷寺は森の中の自然を大切にするお寺です。
自然を通してその本源となる宇宙を拝みながら、私達の心の奥深くしまいこまれている
自然智（じねんち）を呼び起こす空間です。
その中心は奇岩遊仙境にあります。
奇岩遊仙境は古き時代の浄土。
金銀珠玉で飾られた特別の浄土へ生まれかわりを望む人もいます。
そんな願いを空しいと感ずる自然な生きようを望む人々の浄め生まれかわる
理想の世界であります。 （立札より）
順路をどんどん進みます。
庚申塚
縁結びの神様
護摩堂
不動明王が安置されています。
鐘楼
芭蕉の句碑
奥の細道で
「奇石さまざまに古松植ならべて、茅ぶきの小堂岩の上に造り、
かけて殊勝の地なり」と、那谷寺を表現しました。
しみじみしながら苔の庭園を後にします。
那谷寺の御朱印
大悲殿
この後、白山比咩神社へも参拝します。
後日記事にしたいと思います
長文にもかかわらず最後までご覧下さりありがとうございます
今日も幸多き一日となりますように