ちょっと待ったその契約 | 58億男の懺悔

ちょっと待ったその契約

 前回、現在住宅やマンションの購入を考えている方や、契約間近の方々にストップをかけました。今回は、それがどうしてなのかについて書きます。たくさん理由があるので、何回かに分けてすこしずつ書きます。

 本屋さんに行けば、欠陥住宅や、○○にだまされないためにとかいう本がたくさん並んでいます。ニュースやワイドショーでも一時期、欠陥住宅がよく問題にされていました。最近ではリフォームの悪徳業者の話題が毎日ほど耳に入ってきます。

 もしあなたが契約間近であるなら、その業者さんは本当に大丈夫そうですか。

 世の中でこれだけさわがれると、みんな注意します。気をつけます。ニュースを見、本を買い、絶対に自分だけはだまされないようにしようと思います。実はここに落とし穴があるようです。つまり、だまされないようにという部分にのみ注意が行きすぎ、それが大丈夫そうだったら、いとも簡単に契約まで突き進んでしまうのです。

 後悔しない家づくりのためには、まだまだ注意しなければいけないところが山ほどあるのです。悪徳業者にだまされないというのは、ものすごく大切なことではあるけれど、ほんの1部分でしかないのです。しかも、そのことでさえ、大手だからとか、担当者が誠実そうだからという理由で解決したと思っておられる方が多いように思います。

 ストップの理由のひとつめは、悪徳業者にだまされないことに注意がいきすぎ、他の大事なことを調べたり、検討したりが全然できていないのではないかということ。その上、悪徳業者かどうかはそんなに簡単にはわからないということです。