サイレン鳴らされて病院へ到着。
まさか自分が救急車に乗ることになろうとは。
病院へ着くと当直の先生がいた。
何もないと思うけど、CT撮らせてね〜!
そういって、CTを撮る。
CT撮るためにベッドから移動しようとしたら
身体が重たい。
痺れてる。
その時は特に気にも留めてなかった。
その後、ごめん〜一応MRIも撮らせて〜!
そう言われてMRI室まで運ばれる。
貧血ごときでたいそうな…
あーあのうるさいやつな…筒に入れられるやつな。
閉所恐怖症の人入られへんやつな。
前十字靭帯やった時も入ったな。
懐かしい〜。
そんなこと思ってた。
MRIが終わると、当直のおじいちゃん先生が
しきりにMRI撮ってくれた人にお礼を言ってた。
ありがとうな〜君がいてくれて助かったわ〜って。
あー当直の時間帯やもんな。
MRIて専任の人おるもんな。
おじいちゃん先生が自分で出来るわけないよなー。
そもそもこのおじいちゃん先生大丈夫か?
信用ならん。
そんなこと思ってた。
処置室へ運ばれ診断待ち。
あー早く家に帰りたいー、もう大丈夫やし。
と思ってたら先生登場。
落ち着いて聞いてね〜!まず、大丈夫。大丈夫。
でもね、痙攣の原因を探りたいの。
やから1,2ヶ月位入院して欲しい。
とりあえず今日はもう遅いから、今から脳外科の病室へ運ぶね。
そう言われた。
(何言ってんのこの人?信用ならんわ〜。
私会社あるし。ただの貧血やし。明日はたまたま有給取ってたから大丈夫。明後日には絶対帰ったろ)
むっちゃ失礼なことを心の中で思う。
病室へ運ばれると、母と弟も来た。
もう気持ちも落ち着いていた私は、
改めてお騒がせしてごめん、ただの貧血やから、
先生は1,2ヶ月入院ゆーてるけど、
明後日には帰るわ!
そう言った。
弟は万年反抗期野郎なので(当時大学生)
黙って座っていた。
いつもそうなので違和感なし。
母もそうなんー?とか言ってた。
いつもの母なら情けない!恥ずかしい!
救急車なんかで運ばれて!とか言うやろうが
それだけだった。
ほどなくして父登場。
私は父があまり好きではないので、
こいつなぜ夜中にわざわざ来やがったとか思ってた。
じゃあもう大丈夫やし夜も遅いから皆帰って〜!
私はそう言った。
すると母が、そうやな、明日また来るわ〜と言った。
弟はじゃあな。と一言。
父だけが、お父さんは病院泊まる!
と言いだした。
はっ?帰れや。毎度発言が斜め上いきすぎやねん。と思う娘(親不孝者)
いや!私もう25歳やで!1人で泊まれるわ!
恥ずかしいから帰って!
母も毎度のことで呆れ顔。
しょーもないことゆーとらんと帰るで!
と帰らされる。
とりあえず今日はゆっくり寝よう〜明後日には絶対帰る!
そう思って眠りについた。