その昔、「根性がある」、「良い根性してる」とか、人を評価する言葉として多く用いられていたのですが、最近では殆ど耳にしなくなってしまいました。
もう死語なのかもしれませんね。
個人的には決して好きな言葉ではないのだけれど、でも、とても良い言葉のように感じる、時に心地よく感じることさえあるなぁと思うのは僕だけでしょうか。

血まみれ、汗まみれ、泥まみれになってどんなに苦しい練習や訓練にも耐えるスポーツ選手の姿を連想したり、
不良っぽい人や喧嘩っ早い人なんかが、どんなに脅迫されても痛い目に合わされても、表情ひとつ変えることもなく相手を威圧するようなイメージだったりします。
これらの事って、とても考え方としてはポジティブというか、前向きですよね。
スポーツ選手にしろ不良の世界にしろ、根性のある人って性(さが)の根の部分に、「絶対に成し遂げる」とか「絶対に負けられねぇ」っていうような、強い「意志」があるわけですよね。
だから、痛くても苦しくても辛くても、ある意味それを痛いとか苦しいとか辛いとか思わないんじゃないかな。
それよりもここでくじけて「諦める」ことの方がもっと辛いんじゃないかな。

それを根性というのなら、古い言葉だろうが死語だろうが、そんなことどうでもいいなって思う。
やっぱり根性がある方が良いや。
何かを貫くことってすっごぉぉぉぉぉく難しい事なんだけど、その心を「根性」と呼ばなくてもそういう心を持ってるって幸せなことなんだと思う。