信用していたのに・・・・裏切られた
そう言って終わってしまう人間関係って多いよね。
信じていた彼や彼女に裏切られて、
信じていた友達に裏切られて、
或 いは夫婦関係かもしれないし、会社と会社での取引かもしれない。
そういう信用し合う関係って、その信用を裏切られると、その関係が終わって しまう事も多いよね。
何故なら、それが信用だからってわけ。
もう少し分かりやすく言うと、信用っていうのは、
「こ の人(会社)なら大丈夫」とか「失敗しない」とか「間違いない」という、言ってみれば「裏切らない事」を前提にして信用関係が成り立ってるからなんです。
だ から、その信用を失くした時点で関係が壊れても何も不思議はないってわけ。
でもね、信頼って言葉があるでしょ?
信用ととても似てる言葉だけど、意味はまたく違う。
信用というのは裏切らない事を 前提にした関係のことだけど、信頼っていうのは失敗するかもしれないということを前提にしているんです。
分かりやすい例でいうと、お金かなぁ?
銀行にお金を借りる時って、借りる人の信用調査をして、きちんと返済できる人かどうかを調べた上で貸すよね。
もし返済できないと信用 を裏切ったことになるから、次からは貸してもらえなくなる。
でも、信頼関係のある親子や夫婦の間だったらどうだろう?
一人の 息子が父ちゃんに1万円借りた、返せると思って借金したけど思わぬ出費が重なって返せなくなった。
それで父ちゃんは息子との親子関係を終わ りにするだろうか?
「バカヤロー!借りた金くらい返せ!」とゲンコツの一つも喰らうかもしれないけど、親子関係はずっと続いていくよね。
そう、信頼関係っていうのは、裏切られてしまうかもしれないし、もしそうなっても、相手が努力をした結果、それでもそういう悪い結果になったのなら 仕方ないって思える事。
喩え裏切られてもそれを恨んだり憎んだり根にもったりせずにいられる関係なだと思う。
僕が多くの人との間に作りたいのは、信用じゃなくて信頼なんだ。